「ヴィクトリアンな机」ベルベット生地の仕切り

一年に150時間──平均的なビジネスマンが探しものをするためだけに1年間に浪費している時間です。1日8時間労働と考えると1年で約1ヶ月分もモノを探しているとはなんたる無駄!

引き出しの仕切り

ツールは平行に並べて置く

工作をする時、私の就く手には金槌や糸ノコなどが整然と平行に置かれています。集中力や思考が探しもので分断されるのが我慢ならないから。工作の途中で「ルーターはどこだっけ」「おかしいな、ボンドが見当たらない」──では効率が悪すぎます。

「修正液がない」「定規はどこ?」と探し回っていては仕事時間もよけいにかかるもの。整理整頓は時間術の基礎の基礎です。

モノの置き場所を決めて効率化

引き出しの仕切り
探しもの地獄にはまってしまう主な原因は、私が考えるに

(1)モノが多すぎる
(2)モノの置き場所が決まっていない

の2点だと思います。今回は(2)の解決方法としての「机の仕切り」を作ってみます。どうせなら思いっきり、ヴィクトリアンなクラシカルテイストでね!

フエルトは耐久性に問題あり

引き出しの仕切り
以前、「パソコン机 ヴィクトリアンライティングビューロー」という記事で、机の仕切りについて書きました。その時フエルトで仕切りを手作りしたと書いたのですが、2年ほど使ってみるとフエルトにはあまり耐久性がないことが分かりました。写真のようにケバだってくるんですよね。こりゃエレガントには程遠い。

「パソコン机」ヴィクトリアンライティングビューロー
私のパソコン机。引越の際に知り合いの家具屋さんに設計してもらった特注品です。たかが机に贅沢? 確かに。でも1日の3分の1の時間をここで過ごしますし、私の商売道具ですからね。

【1】材料1:ベルベットの粘着シート

引き出しの仕切り
そこでベルベット生地の裏が粘着シートになっている布を、東急ハンズで購入しました。ビロードのようなつやつやした手触りの良い生地で、ロール状になって売られています。よく宝石箱の内側に貼ってあったりしますよね。50cm幅で、1m1000円ぐらいだったと思います。落ち着いた色合いの赤がヴィクトリアンインテリアにぴったり。

【2】材料2:スチレンボード

引き出しの仕切り
木の板で作ったような、しっかりしたものにしたかったので、ペコペコのプラスチックにかわって、スチレンボードを使いました。スチレンボードは、厚さ5ミリほどの発泡スチロールの両面に上質紙を貼ってあるボードです。軽くて簡単にカッターで切れるので、工作には重宝します。大きめの100円ショップで売ってますよ。なけりゃハンズへGO。

【3】設計図・ボードのカット

引き出しの仕切り
机の中の全ての文房具をリストアップして設計図を書きます。寸法ぴったりにスチレンボードを切り出します。仕切りの高さは3センチにしました。あまり高いとモノを出し入れしにくいしね。

【4】切れ込みを入れる

引き出しの仕切り
板と板が組み合わさる部分は、写真のように切れ込みを入れます。こんな感じで十字に組み合わせます。

【5】組み立て

引き出しの仕切り
設計図通りに組み立てて確認します。スチレンボードはカッターでスパッと切れますが、しょっちゅう刃を折って切れ味を鋭くしておくと切り口が美しいです。位置や大きさなどチェックできたら、またバラバラにします。

【6】ベルベットシートを貼り付ける

引き出しの仕切り
ベルベットの接着シートをスチレンボードの板に貼り付けます。接着剤がついているので付けるのも簡単。気泡やシワが入らないようぴったり接着します。先ほど切れ込みを入れた部分をカッターで切り取っておきます。

【7】組み立て

引き出しの仕切り
ベルベットシートを接着してから組み立てたところです。直角にぴったり板と板が組み合わさっています。

【8】側面をカバーする

引き出しの仕切り
切れ込みを入れた部分は側面が見えてしまって見苦しいので、ハギレのシートをはりつけておきます。

【9】引き出しにはめ込む

引き出しの仕切り
机の引き出しの内側ぴったりに、ボール紙で箱を作り、ベルベットシートを貼り付けます。作っておいた仕切りを中にはめ込みます。(写真撮影時にフラッシュを焚いたので、薄い赤色に見えますが、実際のシートの色はダークレッドです。下の写真の色が近いです)

【10】文房具を入れて完成

引き出しの仕切り
文房具を入れました。あるべきところにあるべきものが、ぴっしり収まっている──こういう状態が大好きなのです。私はほとんどの文具を金色で統一しています。ダークレッドのベルベットに、キラキラ輝く金色の文具が眩しい。眺めるたびに私は幸せな気持ちになります。

探しもの? 全くする必要がありませんな。ハサミはここ、カッターはここ……とモノの場所がきっちり決まっているからです。使った後ちゃんとその場所に返しておくことも大切。

モノの数を減らすこと

引き出しの仕切り
でも一番重要なのは、モノを減らすこと。「自分が記憶できるだけ、把握できるだけのモノしか持たない」という普段からの心がけです。私は吟味に吟味を重ねてモノを選び購入するので、一つ一つのモノを大切に使っています。高いか安いか値段は関係ありません。それを手にしたときに心がときめくモノしか持たないようにしています。

使えないボールペンで溢れていませんか?

引き出しの仕切り
これは会社のオフィスの机も同じですね。会社の備品のボールペン──書けるんだか、書けないんだかわからない中途半端に使ったもの──が何十本もペン立てに突っ込まれていないでしょうか。「インクが切れてる」「これも書けない」……なんてイライラするし、仕事のテンションも下がります。

自分の大好きな文房具をさっと取り出して使うと気分が良いですよ。ヴィクトリアン趣味と言えども効率も大切。見た目よし、機能良しの机のために、こんな仕切りを手作りしてみるのはいかがでしょう。

蒸気夫人
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