金色に光るメタリックな昆虫たち。赤い背景とのコントラストが美しい標本です。この昆虫コレクションは、小一時間で作ることができるメタルキットに手を加えたものです。
メタルキットとは何か?
メタルキットとは学研から発売されている金属のフィギュアキットです。柔らかいアルミでできているので、パーツを曲げてリアルなフィギュアを作ることができます。夏休みの工作にも人気なんですよ。現在昆虫は10種類、恐竜は5種類が発売されています。
ホームズの実験室の壁に飾っている
メタルキットを子どもたちだけのものにしておくのはもったいない。大人のスチームパンカーのコレクションにぜひ加えてほしい逸品です。私はこんな風に壁に飾っていますよ。メタル昆虫と金色のプレートが陽の光にキラキラ光って美しいです。
対象年齢は8歳以上
メタルキットは対象年齢8歳以上とありますが、8歳だとお父さんお母さんの手助けが必要かもしれません。小学校6年生の器用なお子さんなら小一時間で作ることができるでしょう。不器用な大人の方は……うーん、まあ、頑張ってください。
昆虫シリーズは10種類・1000円
昆虫シリーズの価格はどれも1000円前後。2014年01月現在のラインナップは、クワガタムシ、ヘルクレスオオカブト、タランチュラ、ギラファノコギリクワガタ、カブトムシ、アトラスオオカブト、トノサマバッタ、オオスズメバチ、サソリ、バリーフタマタクワガタです。
私が購入した4種類のメタル昆虫
私が購入したのはタランチュラ、トノサマバッタ、オオスズメバチ、サソリです。これらはシリーズの中でも特に造形が美しくてお勧めですよ。
キット一式
キットの中身です。中には工具とサンドペーパーも付属しているので、全く工具を持っていなくてもキット一つあれば完成できるようになっています。
ラジオペンチにビニールテープを巻く
でもできれば工具がある方が仕上がりが美しく、簡単に作れます。ラジオペンチにビニールテープを巻くとパーツに傷をつけずに組み立てられます。アルミを曲面にする部分はこれでなめらかに曲げられます。
【1】メタルキット組み立て
さていよいよ組み立て。これが猛烈に楽しい! 簡単すぎず、難しすぎず。適度な難易度でさくさくモノが組み立て上がるので面白いんです。立体パズルみたい。
1時間弱で完成
できましたー! 足が可動式のタランチュラです。1つのキットにつき、1時間弱で完成しました。
【2】金色に塗装
そのままでも十分美しいですが、スチームパンク的にはやっぱりシルバーよりはゴールドでしょう。というわけで金色に塗装してみました。中性洗剤で水洗いして、よく乾かしてからプライマーを吹き、ゴールドのスプレーで塗装。
【3】額とマット紙を用意
いつも購入している額屋さん(額縁専門店ないとう)で木製のダークブラウンの額とグリーンのマット紙を購入しました。縁にゴールドのメタルラインが巡らせてあります。254mm×203mmのデッサン額縁に、中抜きサイズ203mm×152mmのマット紙がぴったりです。
【4】スエードシートを貼る
3ミリの厚紙を額縁サイズにカット。接着剤つきのスエードシート(ワインレッド)を貼ります。このシートはクルマのDIYによく使われるので、ホームセンターでも車用品売り場にあることが多いようです。
【5】メタルキットを厚紙に固定
メタルキットを配置して、足の部分に印をつけます。印をつけたところに穴を開けて、0.5ミリの真鍮線を裏から通して足を固定。裏側の真鍮線はねじってとめます。
【6】メタルプレートを作成
真鍮板を切って、和名、学名、英名などを書いたプレートを作成。水性ニスを塗ります。乾燥させたらメタルキットの下の部分に接着します。完成です!
週末のホビーにぴったりのメタルキット
組み立てるだけなら1つにつき1時間弱。額装して飾るなら半日あれば作ることができます。組み立ての面白さもあるのでこのシリーズ全部作りたくなりますね。今後も続々新しいシリーズが発売されるみたいですよ。週末のホビーにいかが?【蒸気夫人(マダムスチーム)】
追記:2019年03月21日
2018年に東京・新宿オカダヤにおいて開催されたスチームパンクワークショップで、このメタルキットの額装のワークショップを行いました。当日の様子などは以下のレポートを御覧ください。
関連商品・参考文献
- メタルキット
- メタルプライマー
- ゴールドラッカースプレー
- 額とマット紙
- ビロードシート
- 1ミリの真鍮線
- 真鍮板
- 水性ニス
- 接着剤
- ラジオペンチ
- 中性洗剤