私の恐竜骨格標本コレクション・巨匠荒木一成氏のリアルプラモデル

ティラノサウルスサウルス、ディプロドクス、トリケラトプス──恐竜骨格標本コレクションは造形作家の巨匠・荒木一成氏が手がけたモデルです。本物っぽく見えるように塗装しました。
荒木一成・恐竜骨格標本

もちろんレプリカの骨格標本です

これらの骨格標本は私の曾祖父から譲り受けたものです。彼がイギリス留学していたときに、知人のエドワード・ダン・マローン氏から頂いた標本です。マローン氏が南米アマゾン探検の際に手に入れた、非常に貴重な動物の骨なんですよ。

なーんちゃって! 最初からバレてたと思いますがこの恐竜の骨格標本はレプリカ。本の虫のあなたは「ああ、ドイルの『失われた世界』ね」と膝を打ったことでしょう。

コナン・ドイルの『失われた世界』とヴィクトリア時代の恐竜ブーム
シャーロック・ホームズシリーズで有名なアーサー・コナン・ドイルのSF小説『失われた世界』と恐竜についてのコラムです。ヴィクトリア朝の恐竜ブームとは何だったのでしょうか?

巨匠・荒木一成氏による恐竜骨格モデル

荒木一成・恐竜骨格標本
学習研究社から発売されている、ムックの恐竜骨格モデルシリーズをぜひともあなたにお薦めしたい。なぜならこの原型制作は、現代の恐竜造形作家の中ではピカイチの巨匠・荒木一成氏が手がけたものだからです!

素晴らしい荒木恐竜の世界

荒木一成・恐竜骨格標本
荒木師匠がこれまで制作した恐竜作品はおよそ450点以上。その躍動感溢れる造形は、恐竜モデルのエポックメイキングと言えます。荒木師匠の作品が現れる前と後では明らかに恐竜模型界の方向性が変わったと言われるほど。彼の恐竜は見る人を圧倒する迫力、そして生き生きと動き回るさまを想像させる力があります。

福井県立恐竜博物館はお薦めです

荒木一成・恐竜骨格標本
日本各地の博物館から展示作品のオファーが殺到するというのもなるほど理解できます。「日本珍スポット100景」でご紹介した福井県立恐竜博物館の荒木師匠による10分の1スケール、恐竜生体復元模型30点は圧巻ですよ。

荒木先生の恐竜モデルがこの値段で!

荒木一成・恐竜骨格標本
荒木師匠の35分の1スケールティラノサウルスサウルス、ディプロドクス、トリケラトプスがたったの1680円、3200円、2480円。大人ならなんてことないこの値段。しかも全ページカラーのムック付き。

ティラノサウルスの造形の美しさと言ったら! 今まで見たどんな骨格標本よりもカッコイイポーズ。ディプロドクスなんて組み立てると長さ1メートルもあるんですよ。

ティラノサウルスの姿勢について

荒木一成・恐竜骨格標本
ところで。昔のティラノサウルスの模型は、ゴジラのように直立している体勢をとっていましたね。しかし近年の発掘調査により、尾をひきずった跡が見つからないことや変温動物である可能性により速く走れたと予測できることから、ティラノサウルスの模型は前傾姿勢に変わってきました。

今後科学の発達によって、復元された恐竜のポーズ、動き、皮膚の色などはどんどん変化していくかもしれませんね。

そのままの色はどうも骨っぽくない……

荒木一成・恐竜骨格標本
このお値段なら仕方ないんですが、どうもプラスチックのテカテカした質感が安っぽいんです。だから自分で本物の骨色に塗装してみました。一手間加えるとより愛着がわきますしね。

本物の骨の色に塗装してみました

荒木一成・恐竜骨格標本
実際に骨格標本を目の前に置いてその通りの色を塗ったからリアルに仕上がりました。台座や支柱もプラスチックのものをやめて、木製の飾り台にニスを塗り真鍮棒を立て、古びた標本ラベルを貼りました。

塗装の仕方【1】下地を吹く

荒木一成・恐竜骨格標本
塗り方です。最初塗料の食いつきが良いようにサンドペーパを全体にかけて、中性洗剤で洗って脱脂。下地にMr.ベースホワイト1000を吹きました。

【2】彩色する(手塗り)

荒木一成・恐竜骨格標本
実物の骨は真っ白ではなく、全体にクリーム色がかっていてあちこちいろんな色が混じっています。できれば博物館などで骨格標本を観察して彩色するといいですよ。

【3】彩色する(エアブラシ塗り)

荒木一成・恐竜骨格標本
ティラノサウルスは筆塗り。ディプロドクスとトリケラトプスはエアブラシ+筆によるウェザリングで仕上げました。

最後につや消しラッカーを塗って終了(トリケラトプスはつやありを塗ってしまったんだけどこれは失敗だった)。ティラノサウルスは3日、ディプロドクスとトリケラトプスはそれぞれ1日かかりました。

余談

プラモデルの思い出。以前ある男性に自作のガンプラを見せてもらった時、非常にショックを受けました。

塗装、ウェザリングはおろかランナーからちぎったと思しきバリがくっついたまま、表面処理もパテ埋めもせず、あまつさえパーツを逆にくっつけてしまったあとで間違いに気づき、接着剤で無理に固定させた部分がありました。

当時私は、「女性はみんな料理が作れる」と思いこんでいる男性を嘲笑していました。しかし私自身が「男性は全員プラモが作れる」と誤解していたのです。人のことが笑えるのか。そのガンプラを見て「ジェンダーにおける偏見の根はここにある」と愕然とし、大いに恥じ、反省しました。

料理が下手な女性がいたって、ガンプラが上手く作れない男性がいたって別に良いのです。

探検隊のおじさんで遊ぶ

荒木一成・恐竜骨格標本
別件で購入したタミヤのプラモデルの中に探検隊のおじさんが入ってたから、ついでに塗装。同じ35分の1スケールだから、ティラノサウルスに食べさせてみたり、ディプロドクスの背中にのっけたりして遊んでみました。

「あなただけの恐竜を想像してみるのに役立てて」

荒木一成・恐竜骨格標本
巨匠の作品を勝手に塗装していいのか? とか思ったんですが、トリケラトプスのムックにという荒木先生ご自身のお言葉が。

恐竜の基本は骨格です。付録のトリケラトプスの骨格を、色をつけて塗り替える、頭の中で筋肉や皮膚をつける、色を想像するなど、あなただけの恐竜を想像してみるのに役立ててもらえたら嬉しいですね

1/35 恐竜骨格モデルシリーズ 1 トリケラトプス

ヴィクトリア時代には恐竜がよく似合います。ヴンダーカンマー実現のために、ぜひこの美しい恐竜骨格モデルを手に入れましょう!

蒸気夫人



蒸気夫人
材料

※情報修正2017年02月

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