スチームパンクな塗装を学ぼう『ゴールド配線カバー』

書斎のスチームパンクモニターの工作に続いて、シャビーな塗装をほどこした配線カバーを作ることにしました。ケーブルがむきだしになっていてどうも気になっていたからです。
スチームパンク配管カバー

機能フル装備!真紅の劇場『スチームパンクモニター』
スチームパンクなコンピューターモニター。真紅のカーテン、蓄音機のラッパ。歯車パーツをふんだんに使った時計とオーナメント。格納式のウェブカメラに、ケーブルも内蔵されています。

以前の書斎机の様子

スチームパンク配管カバー
これは配線カバーを作る前の机の様子。黒いケーブルはまだしも、Apple製品特有の白いケーブルが目立って仕方がありません。そこで配線を隠す実用性と見た目に美しい装飾性を兼ね備えた、配線カバーを作ってみましょう。

【1】材料を揃える

スチームパンク配管カバー
これは配管カバーのパイプとエルボ。中がスポンジになっているやわらかいパイプです。ホームセンターなどで手に入ります。

【2】配管カバーを組み立てる

スチームパンク配管カバー
組み立てて接着しました。配管カバーは柔らかいので、カッターでさくさく切れます。真ん中に切れ目が入っていて、中にケーブルを通しやすいんですよ。

【3】下地の塗料を作る

スチームパンク配管カバー
塗装に移りましょう。ミルクペイント、モデリングペースト、消石灰を適当に混ぜて下地剤を作ります。紙皿で塗料を混ぜると後片付けが楽です。

オールドビレッジのバターミルクペイントはさらさらした質感で、定着力が良いので下地の元にぴったり。モデリングペーストはモッタリした質感なので、混ぜ物をする時の接着剤として機能。消石灰はミキサーで粉々に砕いて使います。鉄さびとか緑青が吹いたように見せたいときに、テクスチャとして使います。

【4】下地剤で配管カバーを塗る

スチームパンク配管カバー
材料を混ぜた下地剤で配管カバーを塗ります。こんな感じにザラザラしたテクスチャができますよ。

【5】全体を塗装

スチームパンク配管カバー
全体を塗りました。この下地作りは石灰の粉が飛びますので、机をちゃんと養生して、汚れてもいい服装で作業してくださいね。

【6】サンドペーパーで表面を整える

スチームパンク配管カバー
下地塗装が完全に乾いたら、サンドペーパーでヤスリがけして余分な塗料を落としましょう。ところどころ地の部分が出ても大丈夫です。

【7】ラッカースプレーを選ぶ

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ゴールドのラッカースプレーを用意します。同じ「ゴールド」と書かれてあってもいろんな色があります。赤っぽい金、白っぽい金、黄色っぽい金など、各メーカーの塗料を試してお気に入りの色を見つけましょう。私は染めQのメッキ感覚が好きです。

【8】塗装前に湯煎をする

スチームパンク配管カバー
缶スプレーの塗装の時は、スプレー缶を湯煎して温めましょう。ガスの圧力が高まって、塗料の霧が均一になります。ただし温度は50度ぐらい(手をなんとか入れれるぐらいの熱さ)にしてください。直接缶を火にかけたり、熱湯につけたりするのは絶対にやめましょう。危険です!

【9】缶スプレーの吹き方

スチームパンク配管カバー
缶スプレーを吹くときは、一定間隔で左右に缶を振るように動かします。それとムラになっていても、いっぺんに塗ろうと思わずに、2度塗り、3度塗りで完璧を目指しましょう。濃く吹くとダレたりしてダマになってしまいます。

【10】2度塗りする

スチームパンク配管カバー
乾いたら2度塗りして、さらに乾燥させます。お好みでニスを吹き付けても良いでしょう。

【11】Mr.カラースプレーを用意する

スチームパンク配管カバー
次はリアルにするためのシャドウィングをしましょう。使うのは、Mr.Colorの「Mr.カラースプレー」。半透明のカラースプレーで下地の色を活かしながら色の変化を加えられます。グレーとオレンジ、イエローがあれば重宝します。

【12】好きな色のゴールドに近づける

スチームパンク配管カバー
Mr.Colorの「Mr.カラースプレー」があれば、いろんなゴールド色を表現できますよ。重厚なカッパーゴールドにするためにはグレーとオレンジ。イエローを重ねれば明るいゴールドになります。

【13】色の比較

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Mr.カラースプレーだけでどのくらい違いが出せるかの比較画像です。下はゴールドを2度塗りしただけのもの。上はグレーとオレンジを加えたもの。オレンジでカッパー(銅)的に塗装。グレーで影を表現するとより立体感が出ます。

【14】リキテックスを用意

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次のウェザリングではアクリル絵の具(リキテックス)を使用します。水性で扱いが楽なのと、塗料の定着率が良いからです。水性でも乾くと耐水性になる絵の具だから、スチームパンク工作には欠かせない塗料です。

【15】サビや汚れを表現

スチームパンク配管カバー
ウェザリングは時を経て古くなったり、汚れたりしたように見せる塗装のテクニックです。アクリル絵の具の黒、茶色、朱色、黄色などを混ぜて、繋ぎ目の部分とかに筆で塗りつけます。絵の具が乾かないうちに、水で濡らしたウェス(いらない布、ふきんとか)で余分な絵の具を拭き取りましょう。凸凹の凹の部分だけに絵の具が残って汚れ、サビなどが表現できます。

【16】緑青の表現

スチームパンク配管カバー
銅につく緑青(ろくしょう)も表現してみましょう。銅の含有量を高くした金属を再現するときには、緑色のアクリル絵の具を使うとリアルですね。

【17】塗装の比較

スチームパンク配管カバー
塗装の比較画像です。上がゴールドスプレーを吹いただけのパイプ。下がウェザリングを施したパイプ。一色でベタ吹きするとのっぺりした印象ですが、一手間加えてウェザリングすると重厚感も増しますよ。さあこれで完成です!

【18】コードをパイプに格納する

スチームパンク配管カバー
塗装したパイプは、配管カバーだから柔らかい素材でできています。中はスポンジ。真ん中に切れ目が入っていて配管を中に入れることができます。ただし、パイプを大きく曲げたり、乱暴に扱うと塗料が剥げてしまいますから気をつけてくださいね。

工作前

スチームパンク配管カバー
これが配管カバーを付ける前のデスク。

工作後

スチームパンク配管カバー
シャビーゴールドの配管カバーですっきりしました。パイプの中に水を通している「水冷式スチームパンクコンピュータ」に見えるかしら。水を通してるからちょっと緑青が浮いているんですよね。

コスプレ用の武器にもどうぞ

スチームパンク配管カバー
すっきりしたデスクで仕事もはかどりそうです。配管カバーは軽くて加工しやすい素材なので、コスプレ用の武器とかにも使いやすいですよ。あなたのアイデアでいろんなものをスチームパンキッシュに塗装してみてくださいね。

材料・道具
蒸気夫人
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