寝室にこだわるのなら、寝るときの服装にもこだわりたいもの。寝室がクラシカルな雰囲気なのにジャージを着て寝るというのはあまりに不釣り合いかも。ロマンチックな寝間着のお話です。
昔の女性の寝間着ってなんて素敵なんでしょう
ヴィクトリア朝を舞台にした映画やドラマの女性の寝間着姿ってなんて素敵なんでしょうね。くるぶしまで届くロングワンピースはフリルとレースいっぱい。あんなナイトドレスを着て眠れたらなあと憧れる女性も多いのではないでしょうか。
『小公女セーラ』『秘密の花園』の寝巻き
アニメや映画、ドラマ化された『小公女セーラ』では、寄宿学校で暮らす少女たちの寝間着が印象的です。この写真は『小公女セーラ』とは関係ないのですが、こんな感じのネグリジェでしたね。そう言えば『秘密の花園』の主人公メアリーも長いまっ白の寝間着を着ていました。
昔はなかなか手に入らなかった
ちょっと前まではこういったレトロな寝間着を手に入れるのにとても苦労していました。たとえ見つかってもデザインが限られていたり、値段が結構高かったり。なかなか理想の寝間着に出会うことができませんでした。確かにロングドレスよりパジャマの方が機能的で動きやすいですしね。
森ガール・マキシ丈ブームのおかげ
でもここ一時期森ガールがブームになったのとマキシ丈(足首までのロングスカート)が流行したおかげで、フリルやレースで飾られた白いロングワンピースが容易に手に入るようになりました。また天然素材で作られたもの、色染めに気を使った自然志向の洋服も増えました。ありがたいことです。
春・秋用の寝巻き
私物でお恥ずかしいのですが、私の寝間着です。フリルやレースで飾られたコットンのロングワンピース。これは春、秋用です。
夏・冬用の寝間着
冬は春秋用の寝巻きにカーディガンを羽織っています。夏はノースリーブのワンピース。どれもふくらはぎの下ぐらいまでの長さがあります。外に着ていくためのワンピースとして販売されていたものですが、私は寝間着に使っています。
自分を癒すための服
誰かに見せるものではないから、着古した服を身に着けているという方もいらっしゃるでしょう。でも寝間着や部屋着は、疲れた心と体を癒してリラックスするための服です。「よくやったね、頑張ったね」といたわるような気持ちで、自分に着心地の良いお気に入りの服を着せてあげても良いのではないでしょうか。
手作りビスクドールも寝間着姿
ところで寝室のニッチ棚には私が二十歳ぐらいの時に作ったビスクドールが座っています。洋服も全部自分で作りました。このお人形が来ているのもヴィクトリア朝のナイトドレス。レースをふんだんに使った豪華な寝間着を着ています。

次回はナイトキャップの作り方
この人形がかぶっているナイトキャップは夜眠る時のための帽子です。ヴィクトリアンな寝間着に必要不可欠なナイトキャップ。でもお店ではあまり販売されていないようです。次回はナイトキャップの作り方について書きますね。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
