ロゼットとはお祝いの日などにつけるリボンでできた花型の勲章のこと。100円ショップの材料で簡単に作れます。イベントのコーディネートや、お祝いのプレゼイントにいかがでしょう?
ロゼットとは何か?
ロゼットは欧米ではドッグショーやホースショーで優勝した犬・馬に与えられるだけでなく、何かを成し遂げた人へのトロフィーとして贈られました。最近では賞とは関係なく、お祝い事やカジュアルに楽しめるファッショングッズとして使われています。
スチームパンクなイベントに
これは先日開催されたサンジェルマン伯爵の時計塔(横浜)とツイードラン2014(名古屋)の私の扮装。どちらも手作りのロゼットをつけて参加しました。シャーロック・ホームズの写真や、当ブログのロゴをあしらったものです。
【1】材料を揃える
では早速作ってみましょう。材料はフェルト、ボタン、リボン、バッヂ(ピン)、両面テープなど、道具は裁縫道具とボンド。どれも100円ショップで手に入るものばかりです。余り布、カラフルなマスキングテープなども使えます。
【2】フェルトを丸く切る
どのくらいの大きさのロゼットにしたいかを考えて、土台となるフェルトを丸く切り抜きます。ボタンなどを定規代わりに使うと正確な円になりますね。フェルトはなるべく固くて厚いものを使ってください。柔らかい場合は後で厚紙を接着して補強します。
【3】リボンの端にボンドを塗る
リボンの端がほつれてこないように、木工用ボンドを塗って乾燥させます。
【4】リボンを縫い付ける
リボンをジャバラに折りながら、土台のフェルトに縫い付けていきます。
【5】型紙を使うと良い
『てづくりロゼット』(文化出版局編)に、型紙を使った作り方が載っていました。1センチ×2センチの厚紙を切って、まんなかに線を引き、その線に合わせて折りたたむ方法です。型紙を使えば正確にじゃばらを折ることができますね。
【6】リボンの端をカット(ほつれ止め)
ぐるっと1周リボンを縫いつけました。最後の端も同じようにボンドをつけてほつれ止めをします。
【7】別のリボンで2周目を縫う
赤一色だと寂しいので、金色のリボンを同じようにじゃばら状にぬいつけます。
【8】テールを作る
赤いリボンに両面テープをつけて、真ん中に金色のリボンを接着します。これはテール(しっぽ)になります。
【9】テールの処理をする
リボンを適当な長さに切ってフェルトに縫い付けます。端は斜めや三角形に切り取ります。こちらもボンドのほつれ止めをします。
【10】さらに飾りをつける
さらにお花の形に周りにリボンを縫いつけました。直径10センチほどになってゴージャス!
【11】中央の飾りを作る
厚紙やボタンで作った飾りを作ります。コーヒーでウェザリングしてレトロっぽい写真にしたり、スタンピングリーフで金模様にしたり。歯車パーツを使えば、スチームパンクテイストになります。
【12】ピンやクリップをつける
最後に後ろ側にクリップやピンを縫いつけたり接着して完成。直径8センチ〜10センチのロゼットの場合、1〜2メートルのリボンがあれば十分1周できます。ほとんどの材料は100円ショップで入手できますが、贈り物のリボンを再利用したり、余り布を使うとエコです。
あなたのアイデアで自由に作ってくださいね
今回は赤、緑、金色──と派手な色使いでしたが、同系色やアースカラーのシックなロゼットも素敵です。ジャケットにたくさんつけるのもカワイイ。お祝い事のちょっとしたプレンゼントにするのも良いでしょう。あなたのアイデアでご自由に作ってくださいね。
追記:2017年03月03日
2017年02月25日に京都市の紫明会館にて開催されたスチームパンク初心者の館6のゲームの賞品として、こんな真っ白なロゼットを作ってみました。じゃんけんで優勝した方がプレゼントを総取りするというゲームです。優勝者の方喜んでくれるといいな。
あなたのアイデアで自由に作ってくださいね
また燕尾服一式とともにつけられるよう、白と銀色のロゼットもいくつか作りました。白色のロゼットは正礼装にも似合いますね。色の組み合わせでいろんな表情を見せるロゼット。コーディーネートも楽しいです。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- フェルト
- ボタン
- リボン(マスキングテープなども)各種
- バッヂ(ピン)
- 余り布
- 裁縫道具
- 木工用ボンド
- 両面テープ