キラキラゴールド! レジンを使って作る、黄金の歯車スカラベブローチ

歯車のスカラベブローチ
翼と歯車のパーツが引き立てる、黄金のスカラベブローチ。ゴージャスですが、安価なアクセサリーパーツを組み合わせて簡単に作れます。レジンを接着剤として使う方法をご紹介します。

流行のレジン工作

歯車のスカラベブローチ
レジン手芸・工作は今大流行していますね。数年前からネイルサロンでジェルネイルをしてもらう度に「何か工作に使えないものか」と思っていたのですが、当時はまだUVライトなど高かったんですよね。流行とはありがたいものです。レジン工作の人気とともに、材料や道具がお手頃に手に入るようになりました。

レジンの良い点と注意点

歯車のスカラベブローチ
レジンの良いところは透明度が高いUVライトで短時間で硬化する、がっちり固まるという3点。ただしレジン工作をする場合は換気に注意し、溶液が手に触れないように手袋をしましょう。アレルギーを発症することがありますよ。どうぞお気をつけて!

【1】レジンを塗布

歯車のスカラベブローチ
レジン溶液をパーツとパーツを覆うように塗布します。ネイル用のUVライトに入れてタイマーで1〜2分ライト照射。

【2】UVライトで硬化させる

歯車のスカラベブローチ
はい、あっという間にしっかりと固まりました。こんな風に接合面が小さくても、短時間で頑丈に固められるのが良いんですよね。

【3】パーツを接合していく

歯車のスカラベブローチ
パーツを次々にレジン接着していきます。一度にパーツを着けようとせずに、こまめにUVライトに当てていきましょう。ライトに当てる前にパーツが動いてしまわないよう、台紙とマスキングテープを使って固定すると良いでしょう。

スカラベ豆知識

歯車のスカラベブローチ
ところで。スカラベはフンコロガシと一般に呼ばれています。この甲虫は動物のフンを転がしながら丸めて運ぶ習性があります。古代エジプト人にとってはスカラベはおなじみのモチーフ。彼らはフンの球を転がすスカラベを、ケプリ神の化身と考えていました。

不老不死のシンボルとしてのスカラベ

歯車のスカラベブローチ
ケプリ神は太陽の回転をつかさどる神です。太陽信仰のあったエジプトでは、スカラベを神と考えていたのです。太陽はすなわち永遠の命、不老不死のシンボル。スカラベをモチーフにした装飾品は一種の護符として考えられていたんですね。以上豆知識でした。

【4】裏側も接着する

歯車のスカラベブローチ
表側が固まったら、裏側にもたっぷりレジンを塗って硬化させます。UVレジンは光が届くところのみ固まりますから、影になった部分にはレジンを塗らないようにしましょう。

色の統一感がないかも……

歯車のスカラベブローチ
全てのパーツを接着しました。でもいろんな種類のパーツを選んだので、色が少しずつ違っています。これはこれでデザイン的に面白いけれど、統一感を持たせるために塗装をすることにしました。

【5】下地を吹く

歯車のスカラベブローチ
金属への塗料の定着は結構難しいのですが、ミッチャクロンマルチという下地剤はかなり優秀です。上塗りの塗料がはがれにくくなりますよ。おすすめです。

【6】ラッカースプレーで塗装

歯車のスカラベブローチ
そしてゴールドのラッカースプレー。ここで塗装のコツ。スプレー状のラッカーは中の内圧を高めて均一に塗料を飛ばすために、温めると良いと言われます。

そんな時に使えるのがペットボトル。適当に切って中にお湯(40度ぐらい)を入れてスプレー缶を沈めると、最小限のお湯で温めることができますよ。

キラキラゴールドに

歯車のスカラベブローチ
どうしても塗料の分ぽってりした感じになりエッジが甘くなりますが、キラキラとしたゴールドに仕上がりましたよ。

【7】ブローチ金具をつける

歯車のスカラベブローチ
最後にブローチ金具を接着して完成。塗装をしない場合は30分程度でできるミニ工作です。

100年前のご婦人も身につけたかしら

歯車のスカラベブローチ
フリルのブラウスの首元に飾れば、エキゾチックでスチームパンクなファッションアイテムに。1920年代には英国でエジプトブームが起こりましたが、当時のご婦人方もこんなブローチを身につけていたかしら?【蒸気夫人(マダムスチーム)】

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材料・道具
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