旦那様バーの壁面本棚に、4つの観葉植物の鉢を置いています。重厚なアイアンの箱にグリーンの植物は、一見ミスマッチなようで、絶妙に相性の良い組み合わせです。ベニヤ板で作る簡単な植木鉢カバーをご紹介します。
壁一面の本棚を飾る観葉植物の鉢
壁一面の雑誌。旦那様が20代の頃からコツコツ集めた『カーグラフィック』『ル・ボラン』など様々なクルマ雑誌のバックナンバーです。彼はクルマが大好きなんですね。どんなクルマもたちどころに車種、年式などを答えられる特技を持っています。そんな本棚を飾る、観葉植物の植木鉢をご覧あれ。
【1】フェイクグリーンを用意する
これはフェイクグリーン(アーティフィシャルプランツ)、つまり人工観葉植物です。旦那様バーは日が差し込まない駐車場内にありますので、植物は育ちません。また本の近くに水気のある植物の鉢があるのはあまりよろしくありませんので、フェイクグリーンを飾ることにしました。
ただしこのままでは植木鉢がバラバラで統一感がありません。ということで同じデザインの鉢カバーを作ってみましょう。
【2】ベニヤ板をカット
ベニヤ板をカットします。同じ植木鉢カバーを4つ作りますので、1個につき4面、つまり16枚の板が必要となります。今回は時間を省くためにホームセンターで切断してもらいました。たいていどのお店も1カット30円〜50円ぐらいなので、切断する板が多いときは助かりますね。
【3】板を接着する
立方体に組み立てます。天井と底には板をつけません。木工用多用途ボンドで接着します。
【4】釘を打つ
強度を高めるために釘を打って板を固定します。この時釘の頭が板の下に沈むように、下穴を開ける際に釘の頭より大きめにドリルで板をえぐっておくと良いですね。
【5】サンダーで表面を整える
安いベニヤを買ってしまったので、表面が結構ザラザラでした。接着剤が乾いたらサンダーをかけてきれいにやすっておきます。
【6】工作板を四隅につける
板の四隅に厚さ2mm太さ1cmの板を接着剤でつけます。釘の頭もこれで隠れました。
【7】ドリルで穴をあける
一定間隔でドリルで穴をあけます。塗装後にここにカシメをさして固定します。
【8】アイアン風ペイントで塗装する
タカラ塗料 水性アクリル アイアン風ペイントで塗装します。筆で叩くように塗ると、ザラザラとした鋳物のようなテクスチャになります。この塗料は1kgのものを買いましたので、まだまだいろんなものを塗装できますよ。
【9】カシメをつける
前もって穴をあけておいたところに木工用多用途ボンドを塗って、黒いカシメを差し込んで固定します。実用性はないのですが、このリベット打ちのような装飾があるとディーゼルパンク感が出るんですよね。
【10】数字パーツを金色に塗る
MDFをカットした数字パーツを入手しました。アイアン風ペイントと同じくタカラ塗料のアクリル塗料・レディッシュゴールドです。赤みがかった濃い金色。これも筆で叩くようにポンポンと塗装します。
【11】数字パーツを接着する
木工用多用途ボンドで本体に数字パーツを接着します。4の数字の下、少し白い接着剤がはみ出ていますが、乾くと透明になって目立たなくなりますのでご安心を。
【12】鉢底ネットをタッカーでつける
鉢カバーの底に鉢底ネットを取り付けます。鉢底ネットは園芸用品売り場に置いてあります。100円ショップでも買えますよ。適当な大きさに切ってタッカーで取り付けます。
【12】完成!
はい、完成! アイアン風ペイントのおかげで重そうな鉄製に見えますが、実はとっても軽い木製植木鉢カバーです。
本物の植物の鉢カバーとしても使えます
バラバラだった植木鉢も、このように植木鉢カバーをそろえればインテリアとして統一感が出ますね。今回は数字をつけましたが、アルファベットでもいいですね。これらは人工観葉植物ですが、 本物の植物を飾ってもカッコいいですよ。(2019年12月5日、6日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
応用記事



関連商品・参考文献
- フェイクグリーン(人工観葉植物)
- ベニヤ板
- 木工用多用途ボンド
- 釘
- ドリル
- サンダー
- 工作板(厚さ2mm、太さ1cm)
- タカラ塗料 水性アクリル アイアン風ペイント
- カシメ(黒)
- MDF木製数字パーツ
- タカラ塗料 レディッシュゴールド
- 鉢底ネット
- タッカー
- 工作道具一式
- 塗装用具一式