フラワーアレンジメントって難しそう──と敬遠している方へ。覚えることはたった2つ。超簡単で見栄えのする造花のアレンジ法です。美しいアートフラワーをお部屋に飾ってみませんか?
温室の基調色のアジサイを購入
以前造花(アートフラワー)のアレンジメントの記事をアップしたのはもう7年も前のこと。その時にも書いたことですが、一昔前の造花と違って最近のものはとても作りが良く、かつ安価になりましたね。温室の基調色に合わせてAliExpressで鮮やかな黄色と水色のアジサイの造花を購入しました。

【1】給水フォームをカットする
オアシスという商品名で知られる、給水フォーム(フローラルフォーム)を土台にします。花瓶の大きさに合わせてカッターナイフなどで削ります。
本来は水を吸わせて本物の花のアレンジに使われるものですが、造花も簡単に活けられます。100円ショップなどでも入手できますよ。
【2】花瓶にすっぽり入る形になればOK
直方体の形で販売されていることが多いのですが、円筒形や球体のものもありますので、ご自宅の花瓶の大きさに合わせて適切なものを購入するといいですね。外からは見えないのでだいたい花瓶にすっぽり入る形になれば大丈夫です。
【3】造花の茎をカットする
造花の茎をペンチなどで適切な長さに切っていきます。──と言っても「適切な長さ」と言われると困ってしまう方も多いかもしれませんね。フラワーアレンジメントは無数のパターンがあって一から勉強するのはすごく大変ですよね。関連書籍も何百何千とありますから全てに目を通すのは至難の業です。
【4】基本その1は「1:1」
ここで超簡単なフラワーアレンジメントのパターンを二つご紹介します。よく言われるように日本の美術とは違って、西洋の美術は左右対称で幾何学的です。その基本中の基本は1:1です。
このように花瓶の高さと花の高さを1:1にするとカッコよく決まりますよ。 これは1:1の基本型に花の形を楕円で整えたもの。こんもりした形の花は円形が良く似合います。これが覚えることその1。
【5】基本その2は「1:2」
1:1だけでもずいぶん応用が効きますが、もう一つ覚えてしまいましょう。それは1:2。こんなスラッとした花のアレンジに向いています。黄色いカラーの造花を例にとって見てみましょう。
【6】ずんぐり系の花瓶は「0.5:1」
シュッとした形の花や花瓶は1:1ももちろん似合いますが、1:2で花の高さをを長めにすると、涼しげでスタイリッシュに決まりますよ。 これが覚えることの2つめです。
逆にずんぐりした花瓶は花の部分を0.5、花瓶を1、つまり0.5:1にするとコロンとしてカワイイ形になります。でも基本的に「1:1」と「1:2」の2つのパターンだけでも洗練されたアレンジになりますよ。
いろんな流派や考えがありますが……
生花や造花のフラワーアレンジメントはいろんな流派や先生の考え方がありますので、絶対に1:1でなくてはいけないということではありません。でも本を何百冊と読みましょう、無限にあるパターンを全部覚えましょう──というのはプロの方のみで、一般的には必要ないと思います。気軽にお花を楽しむためにぜひこの比率を利用してみてくださいね。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 造花
- 給水フォーム(オアシス)
- 木工用ボンド
- 工作道具一式