木工作であまった端材で歯車モチーフの植木鉢カバーをもう一度作ってみることにしました。アスプレニウム(オオタニワタリ)を引き立てるよう、4面に歯車を飾って360度魅せる植木鉢カバーになりました。今回はリサイクル工作です。
2017年に作った木製鉢カバー2つ
以前作った植木鉢カバーはこちら。シルバーとゴールドで塗装した木製歯車を前面に貼り付けました。普段暖炉の上に置いているので飾りは前面だけで良かったんですね。今度は4面にモチーフを貼ることにします。
ちなみに左の植物はミルクブッシュ(ミドリサンゴ)、右の植物はリプサリス(紐サボテン)。どちらも購入したときは片手サイズの小さな苗だったのに、数年でわっさわっさ育ちました。
【1】木材を切って接着剤で組み立てる
植木鉢の大きさに合わせて木の端材をのこぎりで切ります。本体はMDFです。MDFは木の粉を樹脂や接着剤で固めた板です。角のモールもカット。木工用ボンドで接着します。コニシの木工用・多用途ボンド(緑のボンド)は木だけでなく、布、革、塩ビや金属などにも使える万能ボンドで超オススメです。
【2】サンダーをかける
サンダーで全体にヤスリがけをします。いつもリョービ(RYOBI) ミニサンダーを使っています。小さいので女性の手でも持ちやすく、木工作ぐらいでしたら機能は十分です。音は掃除機ぐらいの音が出ます。
【3】木部着色剤で色を塗る
木部着色剤(ステイン)で全体を染めます。好みの濃さになるまで何度か塗り重ねます。いつも和信(ワシン)の木部着色剤を使用しています。水性で塗り重ねも簡単なので重宝しています。
【4】木製歯車をレイアウトする
木製の歯車各種をレイアウトします。これらはAliExpressでコツコツ数年かけて集めました。歯車の種類・大きさ別に分類して保管しています。木製の歯車は金属製と違ってカットが簡単なんですよね。
台紙に両面テープをつけて歯車を貼り付け、レイアウトが決まったらミニルーターで切断します。
【5】歯車をアクリル絵の具で塗装する
歯車を塗装します。いつもお世話になっているタカラ塗料。色はレディッシュゴールド。アクリル絵の具だから取り扱いが簡単で、発色が良く色あせしにくいので大好きです。
【6】歯車を本体に接着する
瞬間接着剤でレイアウト通りに歯車を本体につけます。今回は4面全部に貼るので間違えないように慎重に並べました。
【7】底に保護のレザーリボンを貼る
底を保護するためにレザーリボンを接着します。余っていたので使いましたが、保護できるものでしたらフェルトでもゴムでも何でもいいです。
【8】完成!
完成! 制作時間は3時間でした。
19世紀末の英国アンティークの花台
アスプレニウムも最初は高さ10cmぐらいだったのにぐんぐん育ちました。植木鉢を乗せているのは19世紀末の英国アンティークの花台。100年前のイギリスの人も植物を大事に育てて愛でていたのかしら。想像がふくらみます。(2019年02月24日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 木材の端材
- 木工用ボンド
- 木製モール
- サンドペーパー
- ステイン(木部着色剤)
- アクリル塗料(ゴールド)
- 木製ギアパーツ
- レザーリボン
- 瞬間接着剤
- 工作道具一式