ここは我が家・蒸気邸の玄関です。ドアを開けて正面にネムノキ(エバーフレッシュ)と絵画を飾っています。でもプラスチックの植木鉢をそのまま置いておくのは味気ないので、クラシカルな植木鉢カバーを作ってみました。材料はプロテインの空きボトルと、新聞柄の包装紙です。
空き容器を防水性が高い植木鉢カバーにリメイク
新聞柄の包装紙をちぎって表面に貼り付けているのでレトロな雰囲気になりました。この鉢カバーはプラスチック製で防水性が高く、底のキャスターで簡単に動かすことができます。軽くて丈夫です。水漏れの心配もありません。
【1】プラスチックボトルをカットする
材料となっているのは実はプロテインの2kgボトルです。私は筋トレが趣味でよくプロテインを購入しているのですが、こんな大きな空き容器が溜まってしまって困っていました。ふと思いついて大きさを測ってみると、ちょうど7号鉢(直径21cm)がすっぽり入る大きさでした。そこで空き容器を元に植木鉢カバーを作ってみます。最初にボトルを鉢の高さに合わせてカット。
【2】包装紙(新聞)をちぎる
新聞柄の包装紙を買いました。本物の新聞でも構わないのですが、陰惨な事件が載っているようなものもありますので、市販されている包装紙にしました。あれ!? 今気がついたけど、これ英語じゃなかったですね。すみません。まいっか。この包装紙を適当な大きさにちぎります。
【3】水溶きボンドで貼り付ける
ちぎった包装紙をボンドを水溶きして貼り付けます。コニシの木工用・多用途ボンド(緑のボンド)は木だけでなく、布、革、塩ビや金属などにも使える万能ボンドです。もちろんプラスチックにも貼れますよ。
【4】底にキャスターをつける
底には100円ショップで購入したキャスターをつけました。接着剤で貼り付けたあとに包装紙でくるむようにして補強すればかなりしっかりと固定できますよ。1層目を貼り終わったらしっかり乾かして、2〜3層重ねて包装紙を貼っていきます。
【5】乾燥させる
完全に乾燥させます。天気の良い日だと1日放置すれば固まります。
【6】木部着色剤で色をつける
古びたような印象にするために、ワシンの木部着色剤(ステイン)を水で薄めて全体に塗ります。ワシンからは様々な色の着色剤が販売されていますよ。この色はマホガニーブラウンです。適当な濃さになるまで塗り重ねます。紙をちぎった端が良く染まって、アンティーク感が出ました。
【7】水性ウレタンニスでコーティングする
同じくワシンの水性ウレタンニスを全体に塗ります。全体に艶が出て防水性も高まりました。「水性」とありますが、一度乾けば防水化して溶け出すことはありませんので、植物の水やりも大丈夫ですよ。
【8】レザーにカシメ打ちする
レザー(革)を細く切ってレザー用パンチで一定間隔に穴をあけ、アンティーク調の真鍮カシメを打ちます。
【9】ボトルの切り口にカシメ留めしたレザーを接着
ボトルの切り口にカシメ留めしたレザーを接着します。はい、できあがり!
安価なスリット鉢が素敵に変身
暖炉前のドラセナ・コンシンネです。私はすべての植物は安価なスリット鉢で育てています。スリット鉢はホームセンターなどで手に入れやすい上に、植物がよく育つので重宝していますが、そのまま置いておくのはどうも見た目が良くないんですよね。でも植木鉢カバーに入れると見違えました! 水が底からこぼれることもないので安心して水やりできます。
1年で大きく成長したネムノキ
植木鉢カバーにはキャスターがついているので掃除の時に簡単に動かせて便利です。そんな玄関のネムノキも1年でこんなに大きく成長しました。こちらの私のツイートをご覧ください。
観葉植物は花が咲かないと思われてるけど、咲くものも結構多いよ。これはネムノキの仲間のエバーフレッシュ。花ことばは「歓喜」「胸のときめき」
黄色いたんぽぽみたいなふわふわのお花だよ。今日咲いてるの見つけた。
なごむ〜。 pic.twitter.com/K41R13oHOT— マダム・スチーム / 蒸気夫人(五十嵐麻理) (@IgarashiMari) July 11, 2017
ネムノキは夜になると葉を閉じて眠り朝になると葉が開く植物です。こんなふうにたんぽぽの綿毛のような黄色いお花を咲かせるんですよ。とっても可愛いですね。(2019年03月18日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 観葉植物
- プラスチックのボトル
- キャスター
- 新聞紙または新聞紙柄の包装紙
- 木工用・多用途ボンド
- 木部着色剤(ステイン)
- 水性ウレタンニス
- レザー
- カシメ
- 工作道具一式