机の上の文房具を整理整頓するためにステーショナリートレイを作りました。ペンやスタンプなど、モノを置く場所が決まっていると机の上がすっきりします。仕事の効率も上がりますよ。
文房具・ステーショナリーの語源
ステーショナリー(文房具)という言葉。その昔文具を売る商人がお店である持ち場(STATION)を持っていたからとも、持ち場に立っていたから(STARE)とも言われています。
でも英語のスペルを間違えて覚えている人も多いみたい。STATIONERYが正しく、STATIONARYは「止まっている・静止した」という別の意味になります。どっちも「立つ」という意味のラテン語STAREから派生しています。
机まわりのモノは使用頻度順に並べる
リズ・ダベンポート氏の『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』という書籍は効率的なデスクの整理法を解説しています。私にとっては特に「机周りの道具を使用頻度順に並べる」方法が役立ちました。そこで万年筆、ボールペン、スタンプ、ブロッターを置いておく文具トレイを作ってみました。
この法則でデスクが機能的に!
『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』による整理法はこのようなものです。
おかげで私の書斎のパソコンデスクは仕事をするのに最適な状態になりました。
せっかくだから見た目にもこだわりたい
万年筆やボールペンが卓上のペントレイに置いてあれば、ロスタイムもストレスもなくさっと書き物ができます。でもただトレイの上に乗せておくだけだと、バラバラな印象で美しくありません。せっかくこだわりの文具を選んだのですから、実用的なだけでなく見た目も麗しく飾りたいものです。
【1】材料
では作ってみることにしましょう。木製のお盆を土台にすることにしました。どうやらテーブルの調味料を載せておくためのお盆のようです。大きさがちょうど良かったのでこれにしました。
【2】ベルベットシートを接着
内側に赤いベルベットシートを貼ります。接着剤のついているシール式なので手軽です。カッターで箱の内側大きさぴったりに切って貼るだけです。
【3】カラーボードをカット
カラーボードをトレイの内側にちょうど嵌まる大きさに切ります。カラーボードは厚さ5ミリほどの発泡スチロールの両面に上質紙を貼ってあるボードです。乗せたい文房具を並べて切り取り線を引いておきます。カラーボードは100円ショップで入手できます。
【4】文房具の形にくり抜く
切り取り線の通りにカラーボードをカッターで切り抜きます。写真では赤色のカラーボードを使いましたが、何色でもお好きなものをどうぞ。
【5】側面にベルベットシートを接着
切り抜いた側面にベルベットシートを貼ります。
【6】表面にベルベットシートを接着
上の面にもベルベットシートを接着して、木製のお盆にはめ込みます。つやつやの赤いベルベットは木目と相性が良いですね。発泡スチロールのボードですがなかなか高級感がありますよ。
【7】四隅を金具で飾る
日本の木製家具・小物などに使われる唐草飾り三つ折をトレイの四隅に付属の釘で打ち付けます。2個入りを東急ハンズで購入しました。
【8】完成
完成! 文具があるべき場所にピタッと収まっているのを見るのは実に気持ちが良いです。書きたいものがある時にさっとペンを持つことができますね。トレイに置いてあるものはボールペン、万年筆、ブロッター、日付スタンプです。
スタンプについて補足
このスタンプは手紙、書類、名刺、本──など紙のものに日付を入れてScanSnapでデジタル化しています。保存の際タイトルに日付を入れておくと検索も楽ですね。あと私は読んだ本の見返しにこのスタンプを押していますよ。後で再読する時にいつ読んだものかわかりやすいからです。
STATIONERYをSTATIONに
冒頭のSTATIONERY(文房具)のSTATIONですが、「駅・停留所」という意味の他にも、「定位置、部署」という意味もあるんですよ。あなたの文房具を「定位置」に置いてみるのも、洒落がきいていて良いのではないでしょうか。【蒸気夫人(マダムスチーム)】