旦那様にクリスマスプレゼントでPanasonicのナイトスチーマーナノケアをもらいました。そこでナイトスチーマーカバーを正多面体を元にしたデザインで作ってみました。
正多面体・プラトンの立体とは?
正多面体って本当に美しいですね。プラトンの立体(Platonic solid)とも言います。全ての面が同じ形の正多角形で作られていて、全ての頂点で接する面の数が等しい多面体のことです。ナイトスチーマーナノケアは球の形をしているので、正十二面体がカバーの形に向いているのではないかと考えました。
パナソニック・ナイトスチーマーナノケア
ナイトスチーマーとはナンダ? という男性諸君もいらっしゃると思うのでご説明します。これはパナソニックの「綺麗なお姉さん」シリーズの一つで、寝ている間にスチームによってお肌や髪の毛をケアする目的のガジェットです。スチームが最長8時間噴出するので、朝にはお肌がしっとり潤うとのふれこみ。
なぜ家電は白ばかりなのか
ただこの商品、白いんですよ。家電は白を基調色にしたものが多いので仕方ないのですが……。ベッドルームの雰囲気と全く合わないのでニッチに置くと目立ってしまいます。そこでカバーを作ることにしました。
【1】型紙作り
イオンスチーマーの球体部分の直径を測って、だいたい体積が同じぐらいになるように正十二面体の正五角形の大きさを割り出します。それを元に縫い代など考えて型紙を作ります。布はニッチ棚の壁紙やベッドライナーと同じアラベスク模様の布を使うことにしました。
【2】紙で模型を作る
布で作る前に紙で模型を作ってみました。下の方はスカート状に広がるようにして、土台部分を隠すようにしました。正確な正十二面体ではないけど、このあたりは目をつぶりましょう。
【3】接着芯を貼る
布にハリを持たせるために、裏側に厚めの接着芯を張りました。接着芯は様々な厚みのものがあるので、布の硬さを調節できます。
【4】縫い合わせる
あとは縫うだけ。普段はまち針を打ってすぐにミシンをかけますが、今回は立体なのでしつけ糸で丁寧に正五角形の一辺を縫い合わせておきます。それぞれの辺にはブラウンのトーションレースや、ゴールドのラメレースを挟み込んでアクセントにしました。
【5】フタの部分を作る
スチームが吹き出る部分は穴をあけて、レースで切り口を飾り、余った布でフタを作りました。使わない時には吹き出し口にフタをしておけば清潔だし見た目も違和感がなくなります。
【6】スナップボタンを作る
後ろの部分から取り外しができるように、スナップボタンを縫いつけておきます。カバーの洗濯、つけかえも簡単にできるようになりました。
【7】裏地は滑りの良いレザー調の布
裏地はこんな感じ。なめらかなレザー調の布にしました。滑りが良いのでカバーもかけやすいです。寝室の基調色の赤! 見えないところにもこだわりましたよ。
完成!
これで完成です。制作時間は4時間ぐらいでした。カバーをつけたところです。正面と背面。ちゃんとスイッチやタンク部分に穴を開けてあるので不自由はありません。
ニッチ棚に溶け込むデザインに
ニッチ棚の壁と同じ布だから、フタをつけてしまえば壁の模様に紛れて目立たなくなります。なんかちょっと「おかんアート」の香りもかすかに漂っているような気もするけど……。ま、気にしない気にしない。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
- 紙
- セロテープ
- 布(表地用・裏地用)
- 接着芯
- レース等
- スナップボタン
- 裁縫道具一式
- ナイトスチーマーナノケア