時計の文字盤をカスタマイズしてみませんか? 様々な時計が発売されていますが、イメージにぴったりのものが見つからないことがあります。文字盤を入れ替えるだけで印象が変わりますよ。
探すと見つからないぴったりの時計
その昔は大変高価だった時計も、今では100円ショップで手に入る時代になりました。壁掛け時計に置き時計、目覚まし時計、湿潤時計、鳩時計、振り子時計……様々な種類の時計が発売されていますが、いざ時計を買おうとすると意外に自分にぴったりのものを探すのは難しいんですよね。秒針がコチコチいうのはダメ、アラビア数字じゃなくちゃイヤ、数字が小さいと読みにくい──などなど。
あなただけのオリジナル時計
外見はとても気に入っているけど文字盤が今ひとつという時計をお持ちのあなた、自分だけのオリジナルデザインで文字盤を作ってみませんか? これは当ブログのロゴを入れてアンティーク風にした時計です。ペットの写真や好きなアニメキャラを使ったり、披露宴の写真を入れて新婚さんにプレゼント──というのも楽しいですね。
ローマ数字の方が好きなのに
これは元の時計です。真鍮のクラシカルな目覚まし時計で外側は文句なしなのですが、真っ白な文字盤にアラビア数字なのが気になっていました。ローマ数字の方が良かったのになあ。でもローマ数字版は売ってなかったんですよね。ということで「売ってなければ作ればいいじゃなーい!」
【1】分解する
時計を分解します。この時計は単純な構造の電池時計なので簡単に分解できました。元通りに組み立てられるか不安な方は、分解前の写真を撮影しておきましょう。
【2】文字盤を外す
時計の針を引っこ抜けば、文字盤を外すことができます。たいてい紙製で両面テープなどで土台に貼ってあるだけです。
【3】文字盤のデザインと出力
元の時計の文字盤と同じ大きさにデザインして、プリントアウトします。
【4】文字盤を切り抜く
プリントした文字盤を切り抜きます。写真だとよく見えませんが、表面に細かいひび割れやシミがある古い時計のように画像加工してあるんですよ。
【5】文字盤を土台につける
両面テープを土台に貼って、文字盤を接着します。
【6】針をつける
針を順番通りに設置します。この時、一度電池を入れてちゃんと針が動くかどうか確かめます。
【7】動作確認をする
時計の針は非常に柔らかい金属でできていますので、少し押しただけで曲がってしまいます。くの字に折れて針が引っかかって動かないこともありますから、必ず組み立ての前に針を横から見て確認しましょう。
【8】組み立てる
無事動けばOK。元通りに時計を組み立てなおします。
【9】完成!
はい、完成! 今回は外側はそのままでしたが、外側も塗装するとさらにあなた好みの時計になりますよ。
同じデザインの文字盤に
ついでに別の時計も同じデザインで文字盤を作ってみました。もともとクラシカルな文字盤でしたが、数字をもっと大きくして可視性を高めました。ブログのロゴも入ってさらにお気に入りになりました。
針が取り外せない時計の場合
以下は針が取り外しできない精密時計の文字盤を変更する方法です。
【1】外側の枠だけ外す
この時計は針が取り外せないものでしたので、分解は外側の枠を外すのみにしました。
【2】文字盤を2分割する
文字盤は写真のように左右で分割して作ります。
【3】針を挟むようにして文字盤接着
真ん中の部分が重なるようにして文字盤を切り抜き、針のついている芯を、左右から挟みこむようにして貼り付けます。針に触れないように注意します。
【4】組み立てる
元通りに直したら完成です! この時計の文字盤は壁紙と同じ色にしてみましたよ。時計のリメイクはくれぐれも時計の種類をよく見極めて、壊してしまわないように気をつけてくださいね。不安な方はこちらの挟みこむタイプの方法を用いるのが良いかもしれません。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
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