いきなり法廷に呼びつけられたマッドハッター。大慌てで来たのかティーカップとバターパンを手に持っています。お茶が大好きな帽子屋さんがいるのは、実はティーポットの中。ティーポットを使った可愛いテラリウムの作り方です。
ティーポットの中でお茶を飲む帽子屋
ティーポットを持つ帽子屋がティーポットの中にいるという、入れ子構造のテラリウム。でも中身はお茶ではなくて水草。ポコポコとキノコも生えています。なかなか居心地が良さそうですよ。ポット、フィギュア、水草の種、ソイルなどの総額は1300円ぐらいでした。では以下作り方です。
【1】ポットを購入する
最初にポットから。これはAliExpressで購入したガラスのポットです。容量は600ml。大きさは横15cm、高さ11cm、底は8cmです。購入した時は送料込み447円で激安でしたが、確認してみると1,112円に値上がりしてました。(※2020年09月01日のお値段)
【2】フィルター部分の穴をホットボンドで塞ぐ
このポットは、蓋、フィルター、ポット本体の3パーツから成り立っています。テラリウムとして使用する場合、フィルター部分にはスリットがあいているので、水漏れしないようにホットボンドで穴を塞いでおきます。これで準備完了。
【3】フィギュアに棒を刺して固定する
フィギュアを用意します。海洋堂の「いかれ帽子屋」とキノコ3種。帽子屋は楽天で、キノコはAliExpressで買いました。帽子屋は190円、キノコはそれぞれ70円でした。お手頃価格。土にしっかり刺せるようにフィギュアに穴を開けて、3mmの太さのアルミ棒をホットボンドで固定しました。
【4】ミリオンAと水草一番の上に種を蒔く
底に根腐れ防止のミリオンAを入れ、水草用の土・水草一番を入れます。Amazonで売っていた怪しい種をスプーンで蒔きます。全体がひたひたになるぐらい霧吹きで水をかけて、フィギュアを配置。蓋をかぶせて完成!
1週間後の様子・この種はいったい何?
一1週間後の様子。ちっちゃな葉がちらほら出てきました。この怪しい種、商品ページには「小さい葉」「大きい葉」としか書かれてなくて、いったい何なのかよく分かりません。この種は「大きい葉」の方です。一説によるとベビーハイグロフィラ、キューバパールグラスとも言われていますが謎です。
2週間後の様子・育て方
種をまいて2週間後。もりもりと育ってまいりました。気温20度以上だと3、4日で発芽。10日〜14日でびっしり生え揃います。置き場所は直射日光が当たらない明るい窓辺。もしくは水草用のライトを1日6時間ほど照射します。また常に水草のソイルが湿っている状態になるように毎日霧吹きをします。
水草の発芽には気温が最も大切
ちなみに気温が結構大切で、一度気温10度前後の冬に種まきしてみたのですが、2週間経っても全く発芽しませんでした。育て始めるなら春から秋。ただし夏はポットの中の温度が上がりすぎないよう、カビないように気をつけねばなりません。
2次元のイラストから3次元のフィギュアへ
それにしても海洋堂のフィギュアは実に素晴らしいですね! 『不思議の国のアリス』の挿絵の帽子屋はこんな風に横向きなんです。それを正面から見ても全く矛盾なく立体化してしまう技術力とセンス。ワタクシ脱帽です。帽子屋だけに。(2020年04月09〜制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
追記
水草のテラリウムの作り方と、我が家・蒸気邸の植物たちの動画を作りました。ぜひご覧くださいませ。
関連商品・参考文献
- フィギュア(帽子屋とキノコ)
- ガラスのティーポット
- ミリオンA(または活性炭)
- 水草一番サンド
- 箸かピンセット
- ホットボンド
- アルミ棒(3mm)
- 霧吹き