青々とした水草の中で気持ちよさそうにアマガエルがくつろいでいますよ。これはフィギュアのアマガエルです。ガラスのフラスコ花瓶とアマガエルフィギュアを使って、理科趣味的なカエルテラリウムを作ってみました。
ネイチャーテクニカラーのアマガエルストラップ
このフィギュアは奇譚クラブ・ネイチャーテクニカラーMONOのアマガエルストラップです。ネイチャーテクニカラーは地球上のさまざまな環境に生息する「生命」のつながりをテーマに作られた生物模型のガチャガチャシリーズです。豊平爬虫類研究所が監修しているだけあって、とても良くできているんですよね。ほぼ実物大で本物そっくり!
私が購入したカラーは左から緑灰地に黒色、アルビノ、褐色地に焦茶の3種類です。残念ながらもう廃盤なので中古のものを探してみてくださいね。
【1】フラスコ型花瓶を用意する
そしてAliExpressでフラスコ型の花瓶を購入しました。送料込み920円でした。グラスが1個、2個、3個の三種類ありましたが、3つ並んでいる方が実験器具っぽいので3個のものを買いました。東急ハンズのコルク栓(10号)がちょうどぴったりはまる大きさでした。

【2】ミリオンAを入れる
小さいガラス容器のテラリウムは水が痛みやすいので、根腐れ防止にミリオンAを入れます。ミリオンAはハイドロカルチャーやテラリウムを作る時の必需品ですね。我が家の常備品です。テラリウムや植物の植え替え、板付に欠かせません。

【3】水草サンドを入れる
培養土として使うのは水草一番サンド。これもテラリウムづくりに定番の材料です。小さな粒状の土で容器が汚れることが少なく、育成のための養分もたっぷり入っていますので水草がよく育ちます。これを適量フラスコの中に入れます。
【4】種をまく
そして種まき。このブログで何度か登場している、怪しい種です。他のテラリウムの記事でも書きましたが、ベビーハイグロフィラ、キューバパールグラスではないかと言われています。結構大量に入っていてお買い得です。Amazonで300円ぐらいで販売されています。
【5】霧吹きで水をかける
全体がひたひたになるぐらい霧吹きで水をかけます。
【6】カーテン越しの明るい室内で育てる
コルク栓でフタをしたらあとは放置です。この写真では直射日光が当たっていますが、カーテン越しの明るい室内、もしくは水草育成用のLEDライトの元で育ててください(直射日光だと種が煮えてしまいます)。また中の温度が上昇しすぎる場合は、昼間にフタを取ってまた夜間にフタをするなどの工夫をします。中の水が蒸発したらまた水を吹きかけます。
1週間後の様子
このミニテラリウムを作ったのは5月1日でした。1週間もするとこんな風に次々と芽が出てきます。種はいくら室温を上げても冬には発芽しません。育て始めるのなら春か秋がいいですね。夏は水が腐りやすかったりカビが生えやすいので要注意です。
フィギュアならいろんなアイデアで作れます
フラスコの中の生き物ってホムンクルスみたいでワクワクしますよね。本物のアマガエルはこんな環境で飼育することはできませんが、フィギュアならアイデア次第でいろんなミニテラリウムを作れます。ミニ観葉植物を使ったパルダリウムや、コケリウムにしても面白いかもしれません。ぜひあなたの創意工夫でチャレンジしてみてくださいね。
(2020年05月01日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- カエルのフィギュア
- ガラスのフラスコ
- コルク栓
- ミリオンA(または活性炭)
- 水草一番サンド
- 箸かピンセット
- 霧吹き