ここ数年、男前な植物として人気を集めているビカクシダ(コウモリラン)。板付けして壁に飾っている方も多いですね。100円ショップで材料を購入して、ビカクシダを壁掛けのフォトフレームのように飾る方法です。
壁を緑でいっぱいにする計画
2018年の蒸気邸リビングの様子。赤い丸で囲まれた部分の壁には何も飾られていません。壁の左隣の生物室には、テラリウムや標本などが飾ってあってにぎやかなのですが、この壁は白っぽくて少しさみしい……。そこで、壁面を植物でいっぱいにしてみたいと思います。
今回は壁面改造計画その1です。
【1】材料を揃える
100円ショップセリアでこんなものを買ってきました。木板(焼き目付き)、インテリアウォールバー、フォトフレーム各種、テグス、水苔。あとここには写っていませんが、アクセサリーコーナーで歯車パーツを買いました。本当になんでも揃いますね、100円ショップは。
【2】板とインテリアウォールバーをカット
焼き目付きの板を3分割します。またインテリアウォールバーもフォトフレームと横幅を合わせてカットします。板にはドリルで穴をあけておきます。
【3】ステインで着色
インテリアウォールバーをフォトフレームに接着します。水に強い接着剤を使ってください。木部着色剤(ステイン)で全体と同じ色に着色します。
【4】水性ウレタンニスを塗る
水に濡れても良いように水性ウレタンニスを全体に塗ります。シャビー感を出すためにつや消しのものを使いました。
【5】歯車をつける
歯車パーツをねじでインテリアウォールバーに留めていきます。バランスを見ながら大小組み合わせてレイアウトします。
【6】ビカクシダを用意する
ビカクシダ(コウモリラン)は100円ショップでは入手できなかったので、ホームセンターで購入しました。2つはすでに板付されているもので1つ500円、鉢植えは1つ1000円でした。種類はおそらくオーストラリア産のビフルカツムですね。育てるのも楽で初心者向きのビカクシダです。
ビカクシダは樹幹に着生するシダ植物なので、このようにコルクや板などに着生させて育てることができるんですね。
【7】板付けする(詳しくは次回の記事で)
カットしておいた焼き目つきの板にビカクシダを板付けします。記事が長くなりますので、板付けの方法は次の記事で詳しく書きますね。
板の底にはネジをつけておきました。
【8】板にネジをつけてフレームに穴をあける
このネジは、フレームから落ちないようにするためです。インテリアウォールバーの底に穴をあけてここにビカクシダ側のネジを差し込めば安定するんですね。フォトフレームに直接板付けしていないので、水やりの時はビカクシダだけさっと取り外せるから楽なんですよ。
【9】壁に飾る・水やりの方法
こんな風に、壁の額のようにビカクシダを飾っています。水やりは週に1〜2度。水苔を触って乾燥している時に取り外して、水道水をジャーっとかけて水苔を湿らせています。常に水苔が湿っている状態だとビカクシダが弱ってしまいますので、緩急つけた水やりが大切です。
1年で大きく育ちました
そんなビカクシダも1年でこんなに大きく成長しました。水苔を完全に外套葉(がいとうよう。貯水葉ともいう)が覆ってしまっています。もうそろそろ板付けしなおす時期ですね。ということで、次回はビカクシダの板付け方法について書きます。(2019年03月09日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 木板(焼き目つき)
- インテリアウォールバー
- フォトフレーム
- テグス
- 水苔
- 歯車パーツ
- 接着剤
- 木部着色剤(ステイン)
- 水性ウレタンニス
- ネジ
- ビカクシダ(コウモリラン)
- 工作道具一式