「あ、この記事もう見たわ」と引き返すのはちょっと待って! 前回、前々回とビカクシダ(コウモリラン)の板付け方法について書きましたが、よーくご覧になってください。これは実は人工(造花)のビカクシダなんですよ。
世話をしにくい天井部分にビカクシダを飾りたい
壁いっぱいに植物を飾りたいとは思うものの、生き物ですから継続してお世話をしなくてはなりません。しかし天井近くの壁にビカクシダを設置してしまうと、水やりが大変になってしまいます。
流行のビカクシダを部屋に置きたいけど、育てるのに自信がないという方もいらっしゃるでしょう。そんなわけで今回は世話いらずの人工ビカクシダを板付けしたいと思います。
【1】材料をそろえる
人工ビカクシダは大きいもの1つ、小さいもの2つをネットで購入しました。その他に水苔、フォトフレーム、(ここには写っていませんが)焼き目つきの板、テグスを100円ショップで購入しました。
【2】スーパーリアルな人工ビカクシダ
このビカクシダ、ものすごくリアルです。実際に育てている人が見ても遠目には本物と見まごうばかり。茶色くなった貯水葉の見事なことと言ったら。葉も細かいビロードのような白い毛(?)が生えていてまさに生きているビカクシダそのもの。最近の造花ってすごいのねえ。
【3】板をカットする
セリアで購入した45×15cmの焼き目付きの板です。これをフォトフレームの大きさに合わせてのこぎりでカットしました。
【4】ステインで着色する
フォトフレームはもともと茶色でしたがやや色が薄く感じましたので、木部着色剤(ステイン)で焦げ茶に塗りました。
【5】ニスを塗る
水性ニスを全体に塗ります。今回は人工植物で水やりしませんので普通のニスで大丈夫です。
【6】板を釘でフォトフレームに打ち付ける
フォトフレームの裏側からカットした焼き目付きの板を釘で留めます。裏側、ちょっと塗装が雑ですが、見えない部分だからいいかなと。
【7】水苔を丸める
水苔を乾燥したまま適量取って丸めます。貯水葉が水苔を覆うように位置決めをします。
【8】テグス(糸)で板につける
テグスを水苔に巻きつけるようにしながら、タッカーで板に固定していきます。水を使わないので、テグスでなくて普通の裁縫用の糸でも構いません。
【9】完成!
3つとも板付けできました。この人工ビカクシダの緑の葉の部分・胞子葉(ほうしよう)には針金が入っていて、好きな形に曲げることができます。壁にかけてからバランスを整えるといいですね。さあ、完成です。
人工のビカクシダもなかなか悪くないです
私は生きている本物の植物も好きですが、造花や人工植物も好きで集めています。最近のものは素材の質が向上して本物そっくりなんですよね。天井近くだから接近して見ることもないし、まず人工だとはバレません。植物を育てるのが苦手という方もぜひどうぞ!(2019年03月28日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 人工ビカクシダ
- 水苔
- フォトフレーム
- 焼き目付きの板
- テグス(または糸)
- 釘
- タッカー
- 工作道具一式