半年前から取り組んでいる、スチームパンク生物部プロジェクト。部員は私一人。部屋の一画を部室として、生物関係のモノを集めています。今回はLEDライトの棚を作ってみました。
高校生の時の部活は生物部
高校生の時に生物部の組織培養班に所属していました。組織培養班は私だけ。カーネーションのクローンを作って薬剤ごとに成長の変化を調べる研究でした。友達がいなかったので、お昼時には生物室へ行って、試験管の中のカーネーションや標本を眺めながら一人でお弁当を食べていました。
家の中に生物部部室を作ってしまおう!
その影響なのか標本や植物を眺めていると心が落ち着くんですよね。だから部屋の中に癒される一画、生物部のような空間を作ろうと思い立ちました。それがこのスチームパンク生物部部室です。部員は募集してません。
3年前の生物部部室
これは3年前の窓辺です。水栽培のサボテン、ヒヤシンス、金魚フィギュアの瓶詰め、メタルキットの昆虫、ガリレオ温度計が集まっています。ライトは『緑柱石の宝冠』をイメージしたもの。全体的にあっさりしています。
5ヶ月前の生物部部室
こちらは5ヶ月前の窓辺。窓枠に塗装前のサボテンの鉢と壁に毒キノココレクションが並んでいます。水栽培で育てていたサボテンは土に植え替えました。右の端にミスト式の水槽がありますが、まだ水草が生えそろっておらず、水を入れる前の状態です。
現在の生物部部室
現在の窓辺です。壁に人工観葉植物の船舶窓、窓にはジオメトリック吊り鉢。LEDの棚の下には水槽、テラリウム、フィギュアの鉢。左端はウンベラータのスチームボール植物育成ポット、棚の右端に人工多肉植物のインダストリアルランプがあります。ずいぶんいろんなモノを作ったなあと感慨深いです。
一ヶ月前の生物部部室
時間が前後しますが、こちらは今から一ヶ月前の生物部部室。収納棚の上がごちゃごちゃしています。それとここの照明は緑柱石の王冠シャンデリア1つだけなので夜はかなり暗いのです。そこで水草やテラリウムの育成や鑑賞のためにも棚とライトをつけることにしました。
【1】材料を購入
購入したのはシーシャムウッドの棚板(120cm×15cm×1.8cm)1枚、アイアンの棚受2個、GEXの水槽用CLEAR LED POWERⅢ900(長さ90cm)。棚板は2cmほども厚みがあるしっかりしたもの。木目が美しいです。
【2】アイアンの棚受を作る
これだけ大きくて重い棚は一人で設置するのは難しいため(一人が棚を支えながらもう一人が壁にネジ止めするなど)、今回は旦那様に手伝ってもらいました。最初にアイアンの棚受を板にネジ止めしました。
【3】水槽用のLEDライトを購入
以前GEXのPOWERⅢシリーズの30cmのLEDライトを購入しました。他社のものよりも光量があってフラットな構造だから水槽ライトに最適。もちろん水草もワッサワサに育ちました。そこで今回は同シリーズの90cmのライトを購入しました。
【4】LEDライトにカッティングシートを貼る
このライトの性能は気に入っているのですが、色が銀色でインテリアに合わないため、木目のカッティングシートを貼りました。それに気が変わった時もカッティングシートを剥がせば普通の水槽ライトとして使えますからね。
【5】強力両面テープをLEDライト上部に接着
板の裏側に強力な両面テープで貼り付けます。ライトが落っこちると下においてあるテラリウムや水槽のガラスが割れてしまうので、全面にテープを貼ってしっかりと接着しました。
【6】棚の裏側にLEDライトを接着
裏側から見た棚板です。棚板の長さは120cmなので、棚受の部分を差し引いても15cmほど光が届かないところがあります。でも今まで使っていた30cmのライトを併用すれば問題ないかな。
【7】壁にネジ止めする
壁にドリルで穴をあけます。この壁は石膏ボードなので、アンカーを入れてネジ止めすることにしました。頑丈な棚受なのでアンカーでしっかり固定できれば棚が落ちることはまずないでしょう。
【8】部室のライトつきの棚が完成
棚が出来上がりました! LEDライトは目線よりもかなり下なので、棚自体が白く発光しているようなイメージに。ライトはタイマー接続で朝に自動的にスイッチが入り、夜に切れるように設定しました。
サボテンや観葉植物
今は冬なので普段庭に出してあるサボテンを室内に取り込んであります。また春になったらサボテンは屋外へ移動。他の観葉植物は屋内で栽培していますが、全く日光が当たらないとたとえ耐陰性がある植物でもやがて葉の色が悪くなったりしおれてきたりします。適度に日が当たり、かつ寒暖差が激しすぎない場所を選ぶと良いですよ。
水草水槽と苔テラリウム
水草やコケ類は棚に置いたままです。光合成はLEDライトのみ。直射日光でももちろん育つのですが、温度が上がりすぎたり蒸れて枯れるおそれがあるので、タイマーによるLEDライト照射が育てやすいと思います。光量が多いLEDななら棚に置きっぱなしでもぐんぐん育ちますよ。
水槽にはアカヒレが一匹
ミスト式で作った水草水槽には、アカヒレを1匹だけ飼っています。名前はアカちゃん。この水量だと多くても2匹が限度です。アカヒレは狭い環境だと縄張り争いしやすいので、寂しそうだけどこの水槽では1匹が平和で良いかもしれませんね。今後ももっと部室を充実させていきますよ!【蒸気夫人(マダムスチーム)】
追記:2017年12月28日
悲しいことにアカヒレのアカちゃんが亡くなってしまいました。寿命かもしれません。うちに来てくれてありがとう。
あと悲しい出来事。別の水槽で育ててたアカヒレさんが一匹お亡くなりになってしまった。エビは元気だし水質悪化ということでもない。うちに来て1年ぐらい経ってたから寿命かなあ。庭に埋めて手を合わせました。
在りし日のアカヒレさん。https://t.co/xfL6z8yK9b
— 五十嵐麻理・Mari Igarashi (@IgarashiMari) 2017年9月4日
関連商品・参考文献
- シーシャムウッド棚板
- カッティングシート
- GEXの水槽用CLEAR LED POWERⅢ900
- アイアンブラケット(棚受)
- ネジ
- 強力両面テープ
- 工具一式