スチームパンク趣味とややかぶっているのが理科趣味。骨格標本や実験器具、鉱物や標本にわくわくするあなたに、とっておきのお店をご紹介しましょう。ネットショップ・きらら舎様です。
きらら舎とは?
きらら舎のサイトにはこうあります。
鑑定書がついた指輪やペンダントより『鉱物図鑑』にあるような原石が好きで。
可愛いキャラクターがついたノートよりも何十年も変わらないデザインのものを選び。
有名なブランドのバッグより、毎日手入れをしなくてはいけないような重い革の鞄を愛用し。
意味なく「蛍光」するものが好きで、「青い」ものに執着し、気づけば小さなモノが身近に増殖しています。
好きなものを所有することは、一緒に「いいよねえ」と言ってくれる仲間がいればさらに楽しいので 「お店屋さん」を始めました。
自分の好きなものを蒐めたり作ったりして、一緒に「いいよねえ」と言ってくださる仲間を増やしたく、 きらら舎を運営しています。
とても素敵な文章ですね。当ブログを見てくださっているあなたなら「うん、うん、分かるよ」と頷いてくださるはず。好きなことを広めたいという心意気は素晴らしいですね。
カフェ雑貨さや
主催していらっしゃるのはSAYAさん。東京北区にある、カフェ雑貨さやという実店舗も運営なさっています。毎月ほぼ第一土日にテーマを決めたカフェイベント、ほぼ第三土日にドールカフェ、その他の土曜日には月光カフェをオープンされています。ブログの写真を見ると、ゆったりとした時間が流れているような落ち着いた雰囲気のお店のようです。
素敵な理科系グッズ
きらら舎のお店には、SAYAさん手作りのたくさんの理科系グッズが販売されています。ピカピカと輝く鉱物、瓶詰めにされた結晶、化石や貝殻、古い切手、メガマーブル、万華鏡! 標本には手作りのラベルが貼られ、標本箱に礼儀正しく収まっています。商品は数百円からあるので、あれも欲しいこれも欲しいと物欲が刺激されます。私も気がついたらいくつか購入していました。
癒しのアイテム
理科グッズが机の上に一つちょこんと乗っているだけでとても癒されるのではないでしょうか。何万年、何億年もかけてできあがる鉱物を眺めていると、日々の小さなゴタゴタなんぞはどうでもいいものと思えてきます。きらら舎に集められた商品はどれもセンスが良くてSAYAさんの審美眼にうならされます。
怪しいグッズを売るおじさん
CAFE SAYAのサイトにある文章にとても共感しましたので、ちょっと長いですが引用させていただきます。
わたしの小学生時代はまだ日本はおおらかで、学校に教材や球根を売る業者がやってきたり、校門の横でひよこや妖しい文房具を売る露天商がいました。その中でも近所の公園に時々出没するおじさん(インチキおじさん)はかなり魅力的な商品を扱っていて、コルク栓の硝子壜に入った「消えるインク」と定着する粉とか、光る石の欠片などを大きなトランクに入れていました。
学校の帰りにおじさんを発見すると、大急ぎで、家へ走り、この時のためにこつこつ貯めていたお小遣いを握りしめて空き地へ向かったものでした。
つまり。
現在きらら舎で売っているものは、空き地のおじさんが売っていたようなモノなのです。
全く実用的ではありませんが、なんだか懐かしくて不思議なモノ。
眺めていると嬉しいモノ。
眺めていると嬉しいモノは、「いいよねえ」って一緒に愉しんでくれる人がいるともっと嬉しいので、そんな人を求めて今日もちまちまと商品を作っています。
魔法の粉と踊る紙人形
私も子供の頃に、学校の門の前でおじさんの露天を見たことがあります。彼は紙でできた大きさ5センチほどの人形を売っていました。横たわる紙人形に魔法の粉をふりかけると、手も触れていないのにぴょこぴょこと踊りだしたのです。その魔法の粉と人形のセットが欲しかったこと、欲しかったこと。ああいうおじさんは今はどこにいっちゃったのでしょうね……。
懐かしくて、不思議で、ワクワクするもの
きらら舎には、懐かしくて、不思議で、見ているだけでワクワクするものが売っています。まさしく空き地のおじさんが大きなトランクに詰めて売り歩いていた不思議グッズ。あなたもぜひきらら舎を訪れてみませんか? 東京近郊にお住まいの方はぜひCAFE SAYAにも足を伸ばしてみてくださいね。【蒸気夫人(マダムスチーム)】