1907年に発売されたレトロな電話機。レプリカですが、ちゃんと電話として使えます。ただ着信音が電子音なのが不満だったので、リンガーを接続してベル音が鳴るように改造しました。
読者のRさんからいただいたプレゼント
去年壁にアンティーク電話機を取り付けました。電話機についての記事はこちらです。外観は気に入っていたのですが、着信音が電子音なのがどうも気になっていました。

ベル音の改造が成功したのはすべて読者のRさんのお陰であります。Rさんはアメリカにお住まいで、以前クリスマスプレゼントとしてスタウロライト(Staurolite・十字石)を頂いた方です。その後出版社経由でリンガーも送ってくださったのです。本当に本当にありがとうございます。

【動画】改造前の着信音(電子音)
まずは電話の着信音を動画で聴いていただきましょう。これが改造前の音。電子音で甲高いトゥルルという音が6回、その後はトゥルルルル〜という長めの音が繰り返し鳴るというもの。
【動画】改造後の着信音(ベル音)
これが改造後の電話の音です。リンリンリンという可愛らしい音になりました。これ、これ! このクラシカルなベル音こそこの電話の外観にふさわしい音です。
送っていただいたリンガー
ベル音改造のプロセスです。これが送っていただいた一式。Rさんは説明書まで書いて送ってくださったんです。お陰様で簡単に改造できました。
リンガーに接続すればOK
これがベルの着信音が鳴るリンガー。電話機本体の電子着信音が鳴る部分を切除して、このベルリンガーに接続し直せばOK。携帯の着信音はすぐに変えられますが、家電の着信音は一手間かかりますね。
本体に内蔵出来ない時には壁に格納
電話機本体にリンガーを内蔵させることはできなさそうです。はて、どうしようか……。でも壁の中に結構空間があることに気づいたので、リンガーは壁に格納することにしました。
ケーブルを引出してリンガーに接続
ケーブルを引出してリンガーを接続。リンガーは壁の穴の中に入れます。
電話機本体を分解
電話機本体を分解。ケーブルを切らないようにそっと引出します。
電子音の鳴るパーツを切除
これが電子着信音が鳴る部品。この配線を切ってやれば電子音が鳴らなくなります。
切り口に絶縁テープを巻く
ラジオペンチでパチン! 本体側に残った切り口には絶縁テープを巻いておきます。
改造終了!
蓋を元通りに閉めて、リンガーのケーブルを接続、電話機を壁にかけ直して終了。15分ほどの作業でした。
リンガーはeBayなどのオークションサイトで
RさんによるとリンガーはeBbayなどのオークションで手に入るということです。家の電話の音を変えたいという方は、”Bell Phone Ringer“というキーワードで探してみてくださいね。Rさん、重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました!【蒸気夫人(マダムスチーム)】