MDFのアルファベットSTEAMの文字を使って、ソーラーランプを作りました。金属のように見えますが木製ですよ。昼間に充電して、夜に自動的に点灯。壁をぼんやりと照らします。
温室の棚に飾るためのランプ
温室の棚がちょっとさびしいので、夜に壁を照らすランプが欲しくなりました。木工作の端材と、手芸店で購入したMDFの切文字(1文字100円)、そして市販のソーラーライトを組み合わせた簡単な工作です。
【動画】STEAMランプの光り方
動画でこのライトの光り方を御覧ください。こんなに色んなパターンで光る必要はないのですが、お値段1000円ほどだったのでとてもお買い得なライトでした。ソーラー充電なのでもちろん電気代はゼロ円です。
【1】土台の木の板をカット
MDFの切文字と、土台になる板、木製モールを用意します。温室の棚板が55cm幅だったので土台の板は50cmにカットしました。文字は板の裏側からネジで止めるので、下穴を文字と土台の両方にあけておきます。
【2】切文字と土台に下穴をあける
MDFは木の粉を樹脂や接着剤で固めたものだからネジが効きにくいのです。そして木の板に比べて遊びがないので割れやすい性質があります。だからネジよりほんの少し小さい穴をドリルであけておくんですね。
【3】土台の両端に木製モールをつける
モールも土台と同じ長さにカットして接着します。接着剤だけだと弱いので、これも下穴をあけて釘打ちしておきました。
【4】文字を装飾する
切文字を装飾していきます。ネイルパーツ、園芸ネット、釘──などなど使えそうなものは普段から集めておきます。セリアで購入した鉄板風シートは要するにカッティングシートです。裏に接着剤がついてるシールタイプだからいろんなものを金属風にできますね。
【5】文字を装飾する
こんな風になりましたよ。シールやネイルパーツなどで結構印象が変わります。
【6】下地を塗る
アクリル絵の具と消石灰を混ぜて茶色の塗料を作りました。消石灰を混ぜると、ザラザラしたテクスチャになって金属がサビたような表現ができます。混ぜる塗料や消石灰の量はお好みで。
【7】下地を塗る
シャビーな金属感が出ました。同じ色に塗ると統一感が出ますね。様々な金属風の塗装法はこれまでいくつかの記事に書いてきましたので参考にしてください。


【8】金属塗装
金属光沢をつけるために、全体的に金色のラッカースプレーを吹きました。地の茶色を残すように薄くまだらに塗装するのがコツです。
【9】ウェザリング
アクリル絵の具でリベットの縁などを重点的に、細かい汚しやサビを入れていきます。
【10】サビ塗装
このランプは棚の上の方に置く予定なので、ウェザリングやサビ塗装はやや大げさにしました。塗装は間近で見るものは控えめに、遠くで見るものや暗い場所に置くものはちょっとやりすぎかなぐらいでちょうどよくなります。
【11】土台を塗装する
木製の土台を塗装します。使うのは木部着色剤ポアーステインです。これは以前カティーサーク号を作った時の余りのステインです。3度塗りして水性ニスを1度塗りました。

【12】切文字をネジ止めする
切文字を裏側からネジ止めします。しっかりと土台に密着させます。
【13】ソーラーライトの配線
市販のソーラーライト(100球)を切文字の裏側に這わせてステップルで止めます。ステップルはケーブルなどの配線を固定するためのものです。絶縁部分は灰色が多いですが、カラフルな色付きのものも市販されています。
【14】完成!
さあ完成! 棚に別のソーラーライトも巻きつけて、STEAMランプを飾ってみました。昼間は金属風のインダストリアルデザインを楽しみ、夜は壁に投射される灯りに癒やされます。好きな単語やイニシャルなどのMDF文字で作ってみてはいかが?【蒸気夫人(マダムスチーム)】