木目と金模様が美しいスチームパンクなヘッドホンスタンド。実は塩ビパイプでできているんですよ。充電ケーブル内蔵なのでブルートゥース式のヘッドホンも充電しながら保管できます。
iPadスタンドとおそろいのデザイン
以前作った塩ビパイプのiPadスタンドとおそろいのヘッドフォンスタンドを作りました。塩ビパイプはホームセンターなどで安価に入手できる格好の工作材料です。ヘッドフォンの大きさに合わせて自由な発想で形を決められるのも良いですね。

【1】塩ビパーツを入手
塩ビでできたパイプやパーツには様々な種類があります。どれもだいたい数十円〜数百円ぐらいでお手頃価格。今回は塩ビパイプ、TSチーズ(三叉に分かれたパーツ)、TS給排水エルボをホームセンターで購入しました。
【2】塩ビパイプをカットする
パイプカッターを使って、パイプやパーツをカットします。パイプカッターは切り屑が出ることなく、クルクルと回すだけでパイプを切断できるスグレモノの工具です。ハサミ式の塩ビカッターよりも使いやすいので重宝しています。
【3】エルボやチーズも短くカット
パイプをつなぐためのチーズやエルボはそのまま使うとやや間延びした印象になって美しくありません。私は5mmほどカットしてバランスを整えていますよ。でももちろんそのまま使っても問題ありません。
【4】表面を荒らす、穴をあける
切り出したパーツは表面をやすっておいて、塗料の付きを良くします。また装飾のための穴もドリルであけておきます。
【5】塩ビパーツと充電ケーブル
カットや穴あけが終わったパーツです。また今回はBluetooth式のヘッドホンを充電するためのケーブル(3m)も用意しました。丈夫なナイロン編みです。またケーブルを通す穴の部分にはハトメをつけて装飾的することにしました。
【6】ケーブルを通しながら接着
塩ビ用の接着剤で各パーツをつけて組み立てながらケーブルを通します。組み立てた後にケーブルを通そうとするとちょっと面倒ですからね。
【7】全体に下地材を吹く
組み立て終わりました。充電ケーブルは下の穴から出して、先端のコネクタは上の穴に差し込んであります。ケーブルをマスキングして、全体的に下地材を塗布します。
【8】デコシールで装飾
セリアで購入したデコシールを一つ一つ、リベット的に接着していきます。根気が必要ですが結構楽しい作業です。足の部分は塗装後に金色のカシメを接着します。
【9】ナチュラルサンドで下地作り
リキテックスのナチュラルサンドを、筆で叩き込むようにして金色にしたい部分に塗ります。こうすると梨地塗装が簡単にできるんですよ。
【10】ゴールド塗装
木目にしたい部分をマスキングテープで覆って、全体をラッカースプレーで金色に塗装します。キラキラゴールド!
【11】木目シートを貼る
ヘッドホンを置く部分は塗装が剥がれやすくなるので、今回は木目のダイノックシートを使いました。スチームパンク工作をよくする人は多めに木目シートを買って常備しておくと便利ですよ。いろんなシートを試してみましたが、やはり100円ショップのものより3Mなどのブランドシートの方が耐久性が高く美しいです。
【12】金模様を入れる
金模様を入れます。スタンピングリーフでも、タトゥー式でもお好きな方法でどうぞ。


【12】ウレタンニスでコーティング
金模様を入れた部分は、水性ウレタンニスを何度か重ね塗りしておくと剥がれることがありません。そして足の部分にカシメと穴の部分にハトメを接着して完成です!
【12】完成!
スチームパンクヘッドホンスタンドの全体像はこんな感じです。ケーブルを引出してヘッドホンのコネクタ部分に接続すれば充電しながらかけて保管できます。私は2つヘッドホンをかけられるようにしましたが、たくさんコレクションしている方はもっと腕の数を増やしたデザインが良いかもしれませんね。
ヘッドホンとイヤーマフもスチームパンクに
さてこれで美しくヘッドホンやイヤーマフをかけておくことができるようになりました。でもそうすると今度はヘッドホンとイヤーマフのデザインが気になってきました(以前使っていたイヤーマフは処分してしまったため)。これももっとスチームパンクなカッコイイデザインに改造したいなあ。【蒸気夫人(マダムスチーム)】

関連商品・参考文献
- 塩ビパイプ
- 塩ビパーツ
- 充電ケーブル
- パイプカッター
- サンドペーパ
- サンダー
- 塩ビ用接着剤
- ネイルシール(デコシール)
- リキテックスナチュラルサンド
- 水性ニス
- 下地材(ミッチャクロン)
- ラッカースプレー(ゴールド)
- カッティングシート(木目)
- タトゥーシール