照明でお部屋が劇的に変わる!マッドサイエンティスト的な明かり

グリーンライト実験室
怪しく光る書斎の一角にある洗面台。実験道具や鉱物・標本のコレクションを並べ、緑色の照明を追加してマッドサイエンスな実験室の雰囲気に変えてみました。手作り照明の設置法です。

シャーロック・ホームズの実験室

シャーロック・ホームズの部屋は彼愛用の理科実験道具がたくさんありました。血液の反応を調べたり、現場に残された土を分析したり……。ヴィクトリア朝のスコットランドヤードは、拷問による犯人の自白から、犯罪の証拠を重視する捜査方法に切り替わりつつあった時期でした。ホームズもそんな科学捜査の最先端を走っていたんですね。

書斎の一角にある洗面台の実験室

グリーンライト実験室
この写真はデフォルトの照明。白熱電球の暖かい光は好きなのですが、どうもあっさりしすぎています。ここにはこれまでご紹介した、温度計、晴雨計、ラブメータ、鉱物標本、顕微鏡、試験管と試験管台、ろうと台、フラスコ、ビーカーなどが並んでいます。

ガリレオ温度計とは何か? ガラス管に球が浮かぶ不思議な温度計
筒状のガラス管の中に液体が入っていて、カラフルなガラス球が浮いています。これはガリレオ温度計。ユニークな形と科学を感じさせる外観は理科趣味のお部屋にとてもよく合います。
世界で最も古い天気予報計・晴雨計(Weather Glass・Storm Glass)
ガラスの球体に水が入っていて、下の方からにゅっとガラス管が伸びています。理科の実験器具のようでしょう? これは晴雨計。実は世界で最も古い気圧による天気予報計なんですよ。
ラブメータで愛を測ろう! ラブテスター・ハンドボイラーの仕組み
ラブメータは握るとボコボコと沸き立つ不思議玩具です。ラブテスター、ハンドボイラーとも呼ばれています。まるでレトロな科学実験器具のようですね。この仕組みを解説いたします。
ヴィクトリア時代の鉱物・宝石ブーム! 私の鉱物コレクション
静かなブームとなっている理科趣味・鉱物。ヴィクトリア時代にも同じく珍しい石集めが流行しました。私もあちこちで買ったり、拾ったり、もらったりした石を、標本として飾っています。
『大人の科学マガジンvol.05』ふろくロバート・フック式顕微鏡
17世紀の科学者・ロバート・フックの顕微鏡を元に作られたアンティークモデルの顕微鏡。倍率は150倍ですがお値段1680円。『大人の科学マガジンvol.05』のふろくです。

心落ち着く理科実験道具

グリーンライト実験室
スチームパンクにしてもヴィクトリア朝にしても、理科実験器具は欠かせません。それに高校生時代の私は生物室で標本を眺めながら一人でお弁当を食べていたぼっち部員だったので、友達とわいわいやるより、理科実験道具に囲まれる方が気持ちが落ち着くのです。

木製の試験管台を塗装

グリーンライト実験室
試験管台は、もともとは何の塗装もしていない白木の台でした。安くて良いのですが、ちょっと味気ないですね。そこで濃茶のマホガニー色に塗装し、ニスで光沢を出しました。木製のグッズに色を塗ったり、箱の表面に紙や布を貼ったり(カルトナージュ)、古びたように見えるラベルを作って貼ったり──。

アンティークラベルを使って空き瓶をレトロにリメイク
スチームパンクな部屋にはくすんだ色のガラス瓶が良く似合います。写真は書斎のパソコンデスクの上の茶色の遮光ガラス瓶。簡単にできるアンティークラベルの作り方をご紹介します。

実用品としても使っています

グリーンライト実験室
これらはインテリア的な実験道具でもあり、日常使っている実用品でもあります。試験管台には愛犬シュガーの歯ブラシが立ててありますし、各種フラスコにはランプの予備のオイルが入っています。

クラシカルなランプに癒やされる・灯りの歴史とオイルランプの勧め
一日の仕事を終えてオイルランプの明かりを灯すと、今日の疲れがすーっと消えていくような気持ちがしますね。炎は人の心を和ませる力があります。灯りの歴史とオイルランプについて。

実用品としても使っています

グリーンライト実験室
アルコールランプの三脚台と一見乳鉢に見える器は、シュガーのご飯茶碗とご飯台。ビーカーはドッグフードを計るカップです。しまった。ネタばらししないで「人類の未来を変える崇高な実験をしてる」って言うべきでしたね。

ファイブエコによるライティング

グリーンライト実験室
マッドサイエンティスト的な怪しい光と言えばグリーンではないでしょうか。スリムタイプの蛍光灯ファイブエコを使って照明を変えてみることにしました。

普通の蛍光灯の2分の1サイズの省エネ蛍光灯です。ライトの色は6種類。長さは3種類。チラつきがなく軽い上、連結も簡単です。これを鏡の下の部分に取り付けることにしました。

蛍光灯の間接照明カバーを自作

グリーンライト実験室
ただし直接光が目に入るとまぶしく感じますから、間接照明にするため蛍光灯のカバーを作ることにしました。結構単純な作りです。

木材を組み立てて色を塗るだけ

グリーンライト実験室

1センチ厚の木材を洗面台の幅に切ります。コの字型になるように木材を切って、釘を打って組み立てます。表側は壁紙に合わせたクリーム色、裏側は光の反射率が高い白色にペイント。仕上げにニスを塗ります。蛍光灯本体に同梱されている取付金具を裏側にネジ止めして終了です。

L字金具でコードもすっきり

グリーンライト実験室
内側にL字金具を2つ取り付けて、余分なコードを巻き取れるように工夫しました。コードが隠れて見えなくなるし、掃除もし易いです。束ねるよりも安全ですね。ただし折れ曲がったりすると危険ですので注意してください。

節電タップで簡単ON/OFF

グリーンライト実験室
コンセントはいちいち抜き差しするのが面倒なので節電タップにしました。そっけない白色しかなかったのが残念ですが、これだと電灯のスイッチをパチパチ切り替えるように、電源のON/OFFが楽にできます。

ライトがモノに接触しないように

グリーンライト実験室
さて、いよいよ、スイッチオン! わっ、緑! 小さいサイズでも結構光量がありますね。注意事項です。ライトを自作するときには光源がモノに接触しないように隙間をあけてください。蛍光灯の熱はそれほどでもありませんが、白熱球を使う場合はかなり熱くなりますから、火災の危険がないよう十分に距離をとってくださいね。

ライトの色でかなり雰囲気が変わります

グリーンライト実験室
鏡の下のグリーンのライトをつけてみたところです。ちょっぴりサイバーなイメージ。

ライトの色でイメージチェンジ

グリーンライト実験室
他の明かりを消してみました。実にマッドサイエンティスト的です。ガラス製の実験器具が照明に照らされてキラキラ光って美しいです。光の色だけで驚くほど部屋のイメージが変わるもんですね。

フォトショップで色を変えてみました

グリーンライト実験室

この写真は、フォトショップで色を加工して作った写真です。

蛍光灯が切れたら別の色にかえてみるのも面白いかもしれません。赤いライトは10度くらい室温が上昇した感じ。燃える実験室。青いライトだとシックなバーやクラブのような雰囲気。ファイブエコは白色、黄色(電球色)、赤色、青色、緑色、ブラックライトと6色出ていますよ。

LEDで手軽に雰囲気も変えられます

LEDセンサーライト
コンセントに直接挿すタイプのLEDライトも多数発売されています。これは黄色い光のLEDセンサーライトです。夜になると自動的に灯り、朝になると自動的に消灯します。夜に起きた時の常夜灯として重宝していますよ。毎日つけっぱなしで使用しても、一ヶ月の電気代はわずか5円。照明を各所に取り入れてお部屋の模様替えはいかが?【蒸気夫人(マダムスチーム)】

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材料・道具
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