家事の最中は常にiPodで何か聴いています。でも腕の上げ下ろしが多い家事において、iPod をどう持ち歩くかが問題。そんな時に活躍するのがこのiPodアームホルダーです。
第5世代まではクリックホイール
iPod nanoも2012年に発売された第7世代となりました。それでも今でも第5世代のiPod nanoを愛用しているのは理由があります。それは第5世代までは操作がクリックホイールだから。

画面をいちいち見なくてはならないのが面倒
クリックホイールは手探りで操作できるので便利ですが、第6世代以降はマルチタッチ液晶なので、一々画面を見なければなりません。視覚支援のための音声の読み上げもありますが、時間がかかるし面倒なんですよね。クリックホイール復活してくれないかしら……。
第6世代、第7世代、iPhoneにも応用可能
このiPod nanoアームホルダーは第5世代用ですが、画面の窓の大きさを変えたり、窓にシートを貼らないでおけば、別の世代のiPod nanoにも使用できます。またiPhone用も応用して作ることができますよ。自分の腕にぴったり合った、ジャストフィットのアームホルダーがあると便利ですね
【1】採寸と裁断
最初にするのは腕の採寸。腕の太さに合わせて革を切り抜きます。切り抜くパーツは2つ。腕に巻く部分と、iPod nanoを入れるポケット部分です。革は本革でも、合皮でもご自由にどうぞ。
【2】クッションケースを裁断
クッション性を持たせるために、内側に厚みのある芯を縫いつけます。これは100円ショップで売っているクッションケース。ある程度張りと厚みがあり縫いやすいので、よくコスプレの衣装の芯に使われたりします。お安いし様々な色が販売されています。
【3】革と合わせて縫う
クッションケースを切り抜いたものを、革の裏側にミシンで縫い付けます。端ギリギリを細かく縫いましょう。
【4】端の処理
端はバイアステープで隠します。バイアステープで良い色がない時は、リボンなどを使っても良いと思います。ここでは光沢のある金色のリボンを縫いつけました。
【5】窓にフィルタをつける
次にiPod nanoを入れる方のパーツの窓に厚めのフィルタを切り抜きます。使用したのは舞台照明などでよく使われるコスモカラーフィルタの色見本。黄色い色にしたら画面がレトロな感じになりました。コスモカラーフィルタは入手しにくいので、100円ショップのビニール素材(ビニールバッグなど)を切り抜いて応用できます。
【6】パーツを縫い付ける
2つのパーツを縫いつけます。iPod nanoは薄いとはいえやや厚みがあるので、2枚のパーツはぴったり合わせるのではなく、少し革をたるませて縫います。
【7】面ファスナーとプラスチックパーツを縫いつける
左右に、面ファスナー(マジックテープ)とロの字型のプラスチックパーツを縫いつけます。
【8】カシメを打つ
飾りとしてお好きなところにカシメを打ちましょう。金色の金属パーツがあると一気にスチームパンクな雰囲気になりますね。
【9】箔押しのデザインをする
革に箔押しの飾りを入れます。イラストレーターやフォトショップで歯車のクラシカルなデザインを作ってみました。
【10】スタンピングリーフで金色模様をつける
これまで何度か登場したスタンピングリーフを使えば、こんなふうに金色の模様を革製品につけることができますよ。これで完成。腕にくるりと巻いて、家事をするもよし、おでかけするもよし、ジョギングやウォーキングするもよし。あなたの音楽ライフにお役に立ちますように。【蒸気夫人(マダムスチーム)】

関連商品・参考文献
- 革
- クッションケース
- リボン(またはバイアステープ)
- 糸
- 黄色フィルター(またはビニールバッグなど)
- マジックテープ
- カシメ
- スタンピングリーフ
- プリンター用シール用紙