今回は100円ショップのコースターを元に、ネオヴィクトリアンなデザインにリメイクしました。普段私がスチームパンク工作をする時の基本技、良く使う材料の商品名をご紹介します。
スチームパンクインテリア実現のために
スチームパンクな部屋を実現するには、数ヶ月単位、数年〜数十年単位で考えなくてはなりません。自分が気に入ったものを厳選して購入したり手作りするために、どうしても時間がかかってしまうのです。モノづくりは最初は簡単な工作から、少しずつレベルアップしてゆくのが良いと思います。「千里の道も一歩から」。気長に楽しみながら続けるのがコツですね。
【1】土台になるコースターに印付け
100円ショップのセリアでこんなコースターを購入しました。こちらを土台にちょっと手を加えてみましょう。まずはコースターの周りの部分に等間隔に印をつけます。
【2】穴あけ、カシメ接着
ドリルで穴をあけて、カシメを接着します。ちなみにカシメとハトメはよく混同されがちですが、ハトメは「鳩目」で、鳩の目のように見える、中央に穴が空いている金具と覚えると分かりやすいですよ。
【3】下地材、ゴールドラッカースプレー
下地材を吹いたあとに、ゴールドのラッカースプレーで塗装。下地材はミッチャクロンというスプレー塗料を使っています。たいていの塗料と相性が良くて剥離しにくいのが気に入っています。ゴールドのスプレーは染めQ メッキ感覚 ゴールドの色合いが好きです。
【4】木目カッティングシート接着
木目ダークブラウンのカッティングシートを丸く切り抜きました。カッティングシートはいろんなメーカが出していますが、私は発色が良くて丈夫な3M ダイノックシートを良く使っています。
【5】透明フィルムラベル&スタンピングリーフ
透明なフィルムシールにレーザープリンターで、当ブログ「スチームパンク大百科S」のマークを印刷しました。これはパソコン&ワープロフィルムラベルA4 10枚入り(ツヤ消し透明)です。スタンピングリーフでゴールド転写をします。
【6】シールを切り抜いて圧着
金箔を転写した透明シールを縁ギリギリで切り抜いて、コースターに貼ります。上からステンシルの転写用のスティックを使って強くこすって圧着させます。
【7】ウレタンニス
左が圧着させただけのもの。白い縁が浮いてしまっています。この上からニスを塗ると縁が綺麗に目立たなくなります。よく使うのは和信ペイント 油性ニススプレー透明クリヤーです。この時かならず塗装用マスクなどして霧状のニスを吸い込まないように気をつけてください。
【8】完成!
はいできあがり。コースターのような小物はそれだけでは主役になりませんが、小さな脇役が集まってはじめて全体の調和がとれたスチームパンクハウスが完成すると思います。ほんの小さなグッズでも自分の気に入ったものに作り変える努力、根気、こだわりが大切ですね。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- コースター
- カシメ
- 接着剤
- ラッカースプレー(ゴールド)
- 下地材
- カッティングシート(木目)
- スタンピングリーフ(ゴールド)
- ウレタン系ニス
- 工作道具一式