マウスを簡単リメイク! スチームパンクマウス金鼠・GONZO2(ゴンゾ2)

スチームパンクマウス2
デスクトップ派の方にとって欠かせないパソコンのマウス。愛用のマウスをリメイクしてスチームパンクスタイルにしてみませんか? 週末2日間でできる簡単なDIYにチャレンジ。

この作品は、2016年02月24日、25日に「ツイッター実況工作」としてリアルタイムで作ったものです。私は時々簡単にできる工作を制作過程の写真とともにツイートしています。興味のある方は「五十嵐麻理(@IgarashiMari)」をフォローしてみてくださいね。(この日の実況工作のツイートはtwilogにまとめてあります

最近のマウスは消耗品

スチームパンクマウス2
昔のボールタイプマウスはユーザが自分で分解してゴミ掃除をしましたが、今のマウスは分解できない構造になっている事が多いですね。価格も下がりましたし、このご時世マウスはある意味消耗品なのかもしれません。そんなわけでまた作ってみることにしました。

以前作ったマウス・GONZO1

スチームパンクマウス2
デスクトップのパソコンで仕事をしているので、私はマウスを一日に何時間も握っていることになります。30年以上パソコンを使い続けて、もう何個のマウスを使ってきたことでしょう。3年前にもマウスの改造記事を書いたのが懐かしいです。

愛用のサイレントマウス

スチームパンクマウス2
私が最近愛用しているのはこのThe Silent Mouse M314Gです。マウスのカチカチ音がほとんどしない上にお値段も手頃。パッケージに書いてある通り、図書館や病院、深夜に最適なマウスです。ブラック、レッド、ホワイトの三色があります。

【1】分解する

スチームパンクマウス2
最近はどのメーカも分解されることを避けたいからか、特殊なネジ穴を採用しています。これは三角形。でもいろんな種類のドライバを持っているので難なく分解。

【2】真鍮釘をカット

スチームパンクマウス2
マウスは手全体で握るものなので、尖っていたり凸凹していると手や指に違和感が生じて作業効率が落ちてしまいます。スチームパンキッシュにいろんな部品を付け足したいのは山々ですが、外見重視でやりすぎると道具として使い物になりません。装飾は最小限にして、極小の0.9ミリ足の真鍮釘を使いました。

【3】真鍮釘を接着

スチームパンクマウス2
指が当たらず、なおかつメカ部分に接触しない部分に一定間隔で0.8ミリの穴を開けます。足を切った真鍮釘をラジオペンチで差し込んで接着固定しました。

【4】ボタンを作る

スチームパンクマウス2
マウスの指が常に触っている部分なのでガラス板を使いました。このガラス板はおはじきのように角が丸まっているので安全です。金色のインクジェットラベル用紙に「右」「左」の文字を印刷して、ピッタリのミール皿に乗せて接着します。

【5】パーツを塗装

スチームパンクマウス2
本体の一部を金色に塗装します。天板は黄色のラッカースプレーを吹きました。

【6】木目塗装

スチームパンクマウス2
タミヤカラーの黒海綿につけて、瘤杢(バール杢)のような杢目を描きます。木目塗装の方法はこれまで何度も書いたので割愛します。美しいマホガニー木目ができました。

プラスチックを木製に!? 簡単な木目塗装【フォーフィニッシュを学ぼう3】
フォーフィニッシュ塗装第3回目は、木目塗装です。プラスチックの植木鉢を木目に塗りました。木と真鍮はスチームパンクでよく使われる素材です。手軽に小物を木製化してみましょう。
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【7】金色の模様をつける

スチームパンクマウス2
メタリックゴールドの金模様をつけました。手書き、タトゥーシールスタンピングリーフなどいろいろな方法があります。

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【8】ウレタンニスでコーティングする

スチームパンクマウス2
手のひらが常に触れている天板のニスはワシンの水性ウレタンニスを使用しました。食品衛生法にも適合した、非常に安全性の高いニスです。

マウスのように日常手に触れるものに塗るには最適です。丁寧に重ね塗りします。一回の乾燥時間は90分です。完全乾燥したらサンドペーパーで水研ぎします。

【9】ボタンを接着

スチームパンクマウス2
天板にルーターで穴をあけて、作っておいた「左右」ボタンを接着します。このミール皿は足がついてるので穴に差し込んで接着すれば取れにくくなります。

【10】組み立て

スチームパンクマウス2
元通りに組み立てなおして完成です。

 

スチームパンクマウス2
マウスのように頻繁に触るものを塗装するコツは「焦らないこと」です。十分乾燥時間をとって、薄く塗り重ねるときれいにできます。これもいつか壊れてしまうのかもしれませんが、その時はまた別のデザインで作ってみたいと思います。【蒸気夫人(マダムスチーム)】

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