我が家をスチームパンクかつシャーロック・ホームズ的に改造した『蒸気邸改造記』最終回。一ヶ月に及んで書いてきましたが、最後の記事は清掃作業と引っ越し・リフォームのまとめです。
蒸気邸のごく一部のみ改造終了
リビングと寝室のリフォームは2013年05月20日から始まり、約1ヶ月後の06月15日に清掃作業をもって終了しました。
06月15日に終了と書きましたが、実はまだ旦那様のベッドルーム、ガレージ(秘密基地)、エレベータホールなどのリフォームはまだ終わっておらず、さらに1ヶ月後の7月半ばまで工事が続きました。しかしながらその部分はスチームパンクな雰囲気ではないし、写真を載せられないので割愛します。
1年前から続いていた改造計画
この蒸気邸リフォーム計画は1年ほど前から進行していました。工事が始まるまでに読んだ書籍は300冊を下りません。サンゲツを初め各種インテリアのショールームに1ヶ月間毎日通いつめたこと、分厚いノートにびっしりとメモを書き込んだり資料をスクラップして勉強したこと……。大変だったけど楽しい日々でした。

【06月15日】養生撤去・清掃作業
2013年06月15日。全ての工事が終わり養生(ようじょう)の撤去が行われました。養生とはすでに仕上がっている部分を傷つけたり汚したりしないように、テープや板などで覆って防護することです。1ヶ月も床を覆っていた養生が取り払われ、清掃作業が行われました。
床もワックスでピカピカに
ホコリまみれ、木くずまみれだった床も拭きあげられて、ワックスでピカピカになりました。真っ白になっていた窓もくもり一つない状態に。プロの方にやっていただいたのですが、実に手際が良くて感心しました。ワックスが乾くのを待ってから、ソファや家具を運び入れました。
【06月17日】施主最終チェック
2013年06月17日現場監督さんや建築士さん、インテリアデザイナーさん立ち会いのもと図面を見ながら最終チェック。天井の照明とライトのコントロールパネルにちょっと不具合があったのですが、後日上手く直していただきました。他には特に問題はありませんでした。
【06月18日】引っ越し作業
翌日2013年06月18日から引っ越し作業。引っ越しと言っても、同じ敷地内から同じ敷地内の引っ越しですから、業者さんは頼まずに夫婦ふたりによる人力作業でダンボールや家具を運びました。荷造りも引っ越しもあっという間に終わりました。
実はモノが少ない我が家
以前のスチームパンク書斎の様子からすると、ずいぶんたくさんのモノがあるように見えますが、我が家は生活必需品は最低限のモノしかないので引っ越しが楽なのです。例えばスチームパンクや理科系グッズ、標本、工作グッズなどは結構ありますが、服や食器、文房具、日用品、買い置きなどはかなり少ないのです。
モノであふれていた実家
以前父と母が住んでいた実家には、着ることのない服、使うことのない食器であふれていてました。二人暮らしなのにハサミがいくつもあったり、ペンホルダーに100本以上のペン(半分以上はインク切れで書けない)がささっていたり……。子供の頃から謎でした。戦後のモノのない時代を生きた両親にとってはそういうものなのかもしれませんが。
必要最低限のモノだけで暮らす
私は我が家に存在する全てのモノの購入記録をコンピュータ管理しているので、同じものを重複して購入することはまずありません。ペン1本買うのにも数ヶ月かかって探すこともあるから、必要最低限の本当に気に入ったモノしか持っていません。そんなわけで引っ越しの荷造り&荷解きもあっという間に終わりました。

またいつか新スチームパンクハウスを建てるかも
考えてみると私はこれまで10回以上も転居をしているのです。引っ越しなんざ、お茶の子さいさいでございます。
この引っ越し好きな性格からすると、近い将来また別の場所に家を建てるような気も……。でもしばらくの間は、さらにこのスチームパンク&ホームズの部屋を進化させるべく日々精進したいと思います。【蒸気夫人(マダムスチーム)】