2015年08月28日にイラストレーションのハウツー本『スチームパンク世界の描き方』が発売されました。サイドランチ編集、エムディエヌコーポレーション出版。定価2,376円。
まえがきを担当させていただきました
本書のまえがき「スチームパンクとは何かWhat is Steampunk」を当ブログ管理人・五十嵐麻理が担当させていただきました。そもそもは2015年の冬に開催された、スチームガーデンに出席した時に、編集プロダクション・サイドランチのSさんにお声をかけていただいたのがきっかけ。このご縁に感謝です。
基礎から分かるイラストハウツー
この本にはスチームパンクな世界を描くためのイラスト資料と技法がぎっしり詰まっています。錆びた鉄の質感や真鍮のきらめき、ギアの描き方、スチームパンクならではの配色──など絵師系のスチームパンカー必見の内容です。
最近は絵筆を使ったイラストでなく、デジタルイラストレーションが主流です。フォトショップのブラシの使い方、パース取りなどを丁寧に解説していますよ。
絵がかけない──という人にも
私は絵が描けないから関係ないや──というあなた、ちょっと待って。19世紀のスチームパンク世界を理解するために必須の知識が満載ですよ。当時の乗り物、ファッション、風俗、建築、文化などイラスト付きで幅広く学べるんです。
スチームパンクファッションをお召になる方々にも大いに参考になるでしょう。昔のモノクロ写真では分かりにくい当時の衣装もイラストならシルエットがはっきり分かります。クラバットやステッキハットなどの小物の解説も。
キャラクター探しにも役立つ
今度のスチームガーデンには何着て行こうかな──とお悩みのあなたには、「職業とキャラクター」のページが役立つでしょう。ペストマスクを被った医者、エンジニア、飛行士、メイドに軍人……。あなたは何になりたいですか?
表紙はCG作家・中村一彦氏の描きおろし
表紙は今をときめくCG作家・中村一彦氏の描きおろしです。機械と生物が融合した特異な世界観は海外でも高い評価を受けています。冒頭のグラビアで披露されている制作テクニックはCG絵師を目指す方にぜひ見ていただきたい内容です。書店でどうぞ手にとってみてくださいね。【蒸気夫人(マダムスチーム)】