本格的な工事が始まりました。ここは元々一部屋続きのゲストハウスでした。壁がないと広々とした印象になるのですが、冷房や暖房の効率が悪く、長く住むのには向いていませんでした。
壁を作り、一部屋続きを二部屋にする
そこで「キッチン・ダイニング・リビング・書斎」と「納戸・寝室・トイレ・洗面所・お風呂場」のエリアを分けるために壁を作りました。おおまかに言うとリビングダイニングと寝室の2部屋に分かれるようにしたのです。この2つのエリアは壁紙もがらりと変えて全く違った雰囲気にしようと考えました。
全て撤去した前日の様子
前日の様子です。壁紙、照明器具、家具など全てのものを撤去した状態。ガラーンとしています。ここを壁で分けて、30畳のリビング・ダイニングと10畳の寝室にします。
軽量鉄骨で壁を作る
続き部屋を仕切る壁は、軽量鉄骨(LGS=Light Gauge Steel)と石膏ボード・板で作りました。壁を作る上で最初にやることは、ランナーと言う部品を天井と床に固定することです。ランナーはコの字型をしていて、スタッドと呼ばれる柱を垂直に挟み込んで固定します。
ランナーとスタッドの下地
このスタッドという柱、ビスなどで固定するのかと思ったらそのままなんですね。だから動いたりグラグラするんですよ。でもLGSの壁はこういうものみたいです。リビング側の壁には薄型のテレビを取り付ける予定なので、石膏ボードではなく板をはって丈夫な作りにしてもらいました。
中央に納戸を作ってもらう
リビング側の部屋と寝室側の部屋の間には、小さな納戸を作ってもらいました。掃除道具やリネン、工作の材料などのストックを収納するための小部屋です。
壁の基礎工事終了
寝室側から見た風景。壁の基礎工事は2日で終了しました。LGSの下地のメリットは工事が早いことです。木材よりも軽く、スタッドとランナーを組み合わせるだけなので施工性が良いのです。銀色の柱がみるみるうちに直立していく様は壮観でしたよ。
キッチンの壁
ここはキッチン側の壁。キッチンは完全に仕切ってしまうのではなく、開放的にしてもらいました。もともとのキッチンはコの字に仕切られていてちょっと使い勝手が悪かったのです。
システムキッチンは全交換
最初に入れていたシステムキッチンには食洗機がありませんでした。家事の負担を少しでも減らすために食洗機は必須だったのですが、もとのシステムキッチンに組み込める食洗機は現在発売されておらず、まるごと交換になってしまいました。
もったいないけど全部処分
このゲストハウスは建築してから5年間使われることなく放置されていて、設備のほとんどは新品同然でした。キッチンも真新しかったのですが、私が設計したわけではなく、ここには良い思い出が全くなかったので全て処分することになりました。
次からは床工事
壁の配線工事は壁紙を貼るぎりぎりまで行わないので、あちこちからコードが飛び出ている状態です。壁の工事が終わったら次は床の工事に移ります。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
