我が家の寝室にはあるしかけがあります。それはプラネタリウムです。寝室の天井いっぱいに瞬く星々や天の川が投射されるように、全ての天井照明を取り払い、特殊な壁紙を貼りました。
世界で一番笑えるジョークとは?
上のジョークを聞いたことがありますか? これはイギリスの心理学者リチャード・ワイズマン博士による2002年の調査で世界で一番笑えるジョークの第2位になったものです。(世界で一番笑えるジョーク – Wikipedia)このジョークが面白いかどうかはさておき、現代でもホームズとワトソンのコンビが世界中で愛されていることがよく分かりますね。
プラネタリウムの歴史
光学式のプラネタリウムはドイツのマックス・ヴォルフ(Max Wolf)とオスカル・フォン・ミラー(Oskar von Miller)が1923年に発明しています。この時ホームズ&ワトソンはすでに晩年に入っていますから、おそらくプラネタリウムを見ることは出来なかったでしょうね。
【05月19日】工事直前
年代的なことはさて置き、家でプラネタリウムを楽しむのは私の夢の一つでだったので寝室の天井をプラネタリウムに適したものにリフォームしました。
写真はリフォーム前の天井です。天井照明のペンダントライト、埋込式のライト、警報装置、点検口などがありました。プラネタリウムは平坦なスクリーン状の天井が向いていますので、これらを撤去することにしました。
【05月20日】照明撤去
照明器具を撤去したところ。天井にはボコボコ穴が空いています。
【06月12日】壁紙
壁と天井にクロスを貼りました。照明器具をはずした穴はパテできれいに埋めてもらい、警報装置は隅の目立たないところに移動しました。
ラメの入った特殊クロス
天井に貼ったクロスです。これはサンゲツのビニールクロス。2013年の時点ですでに廃盤になってしまっていたのですが、ぎりぎり寝室の天井分だけ確保することができました。
このクロスはポツポツとラメが入っていて、光が当たるとキラキラと反射するのです。光学式プラネタリウムは電球の光で投影しますし、真っ白な壁紙は星が美しく見えるのでうってつけです。
木製ブラインドと遮光カーテンで完全な暗闇に
また完全に光を遮断できるような工夫もしました。いくら夜とは言え、我が家は都心にあるので外が結構明るいのです。そのため木製のブラインドに加え遮光性の高いダークレッドのカーテンを取り付けました。二重に光を遮っているので全部閉めると寝室は真っ暗になります。
天井だけくっきり見える星空
壁のライトをつけた状態の夜の寝室。壁紙がダークな色合いなので、壁に投影された星はあまり見えません。反対に天井は白いのでくっきりと星が見えます。ベッドに寝転がると、まるで天井がなくなって夜空が見えるような錯覚を楽しめるのです。
学研の『大人の科学マガジン』のプラネタリウム
これは学研の『大人の科学マガジン』(2013)のプラネタリウム。2005年に発売されたものの改良型です。ピンホール式で天の川まで再現され、約15分間で1周する自動回転機能までついています。電源のオートオフもついているから寝入ってしまっても安心。
小一時間で組み立て完了。3500円という玩具価格なのですが、予想外によく出来ていて美しい星星を楽しめるのですよ。
【動画で見る】プラネタリウム
これは四の五の言わずに動画を見てもらった方がいいですね。寝室での使用が多いかと思いますが、階段、台所、トイレ、土管の中などいろんな場所でポータブルに星空を見られます。ゆっくりと回る天の川にとても癒やされますよ。
家庭用ホームスターは新型機の発売待ち
セガトイズから発売されている家庭用ホームスターシリーズもあるのですがどれも星は1万個ほどで、数だけ見れば大人の科学のものとあまり変わりません。12万個の最高級モデルのHOMESTAR EXTRAもありますが発売が2008年だから、もうそろそろ新型機が出そうな気がします。
家庭用メガスターは発売を期待
いえいっそのことホームスターではなくて、さらに高機能のメガスターシリーズを待ったほうがいいのかもしれません。現在数億円もするMEGASTARですが、220万個の投影を実現した業務用プラネタリウム・MEGASTAR-ZEROは直径27センチで持ち運ぶことができるほどコンパクト。現在は店舗などのレンタルがあるそうです。将来低価格な家庭用MEGASTARが発売されることを大いに期待しています。
虫の音のCDを聞きながら星を眺める
高性能低価格の家庭用プラネタリウムが出現するまでの間は、大人の科学のプラネタリウムを楽しむことにしました。天井一面に星空が広がります。虫の音のCDを小さな音で流しながら星空を眺めると、夜に野外で寝転んでいるような気がしてきます。
大人の科学のプラネタリウムはかなりお勧め
私のカメラでは上手く撮影することができなかったのでごめんなさい。これはフォトショップの合成写真なのですが、こんな感じで天井がなくなってしまったかのような光景ですよ。実物はもっと美しくて幻想的です。大人の科学のプラネタリウムはかなりお勧め。こんな素晴らしいものを組み立てて遊べるなんて日本はすごい国です。【蒸気夫人(マダムスチーム)】