当ブログである時期だけとてもアクセス数が伸びる記事があります。それは「水栽培で育てるヒヤシンス(写真で見る11月初旬〜02月下旬の記録)」。この時期「ヒヤシンスを水栽培で育ててみたい」と思いつつも、尻込みしてしまうビギナーの方に、より簡単な方法をご紹介します。
意外に難しいかもしれないヒヤシンスの水栽培
球根からの水栽培。簡単なようでいて温度管理など結構面倒な面もあります。私の記事を読んで挑戦したけど失敗してしまったという読者様からのおたよりも、以前頂いたことがありました。確かに全く植物を育てたことがない人だと、球根から花を咲かせるのは難易度が高いのかもしれません。そこで今回は超ビギナー向けの水栽培の方法をご紹介します。
【1】つぼみが出ているヒヤシンスを選ぶ
園芸店やホームセンターで、このような発芽済みのヒヤシンスの鉢植えを購入してみてください。この鉢植えのお値段は、3球植えられていて380円でした。葉っぱも花のつぼみももう出始めているから、ここから急激に枯れてしまうことはまずないと思われます。
【2】根を切らないように丁寧に洗う
バケツに水をくんで、鉢ごと沈めて土を取り除きます。根がからまっていますが、根を切らないように少しずつ丁寧に水洗いしてください。
【3】水栽培用のガラスポットに入れる
そして球根をヒヤシンス用のポットにセットして水を入れます。根の半分〜3分の1が水上にあるぐらい水を入れます(根が窒息してしまうから、すべての根が水に浸かるほどは水をいれないでください)。そして3、4日に一度ほど水を入れ替えます。これだけ。
ヒヤシンスはどのように開花するか
茎がにょきにょきと伸びて、つぼみだったヒヤシンスの花が開き始めます。そして家中に甘い香りを漂わせるでしょう。毎朝起きる度に成長しているのできっと毎日が楽しくなりますよ。ただ2週間を過ぎたころから枯れ始めてしまうので、そうしたら庭や植木鉢に植え直してくださいね。次の年の開花は(養分を使い切ってしまっているので)難しいと思いますがが、翌々年にはまた花を咲かせるかもしれません。
上手く行ったら次はぜひ球根から育ててみましょう
ただしこの方法は、以前書いた記事のように4ヶ月の長期に渡って楽しむということはできません。でも少なくとも2週間〜1ヶ月弱の間は花の成長にワクワクすることができます。とても簡単な方法なので、もしこれで上手くいきましたら、来年はぜひ球根から育てる方法でやってみてくださいね。カワイイですよ。(2019年12月15日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 鉢植えのヒヤシンス
- バケツ
- ヒヤシンス用の容器