私の愛犬・ウィペットのシュガーとソルト。彼らがくつろいでいるのは豪華な猫脚のアンティークチェア。犬を溺愛するあまりとうとうこんな贅沢品を購入してしまいました。そしてさらに犬をだめにするソファまで作ってしまいました。お犬様か!
犬・猫用のペットチェア
ネットショッピングをしていたらこんなものが目に入りました。妙に脚が短く小さなチェア。それもそのはず、これは犬・猫用として販売されているものなんです(小さなお子さん用として使う方もいらっしゃるみたいです)。背もたれがあるタイプとないタイプの2種類が販売されていました。画像は背もたれのあるタイプ。
気になるそのお値段は……?
そしてこちらは背もたれがないタイプです。こういう家具に目がないワタクシはすぐにウィッシュリストの追加ボタンを押しました。でもすぐに購入せずに半年ほど悩んでようやく購入。というのもなんとこのチェア、背もたれなしが28,600円、背もたれありが32,780円と、犬猫用にしてはとんでもないお値段だったからです。(※2019年04月当時)
現在ほとんどのショップで売り切れだそうです
ああ、でもとうとう買ってしまいました。犬に激甘の愛犬家かつアンティーク家具で揃えられた蒸気邸の主としてどうして買わずにおれましょうか。でもこの強気のお値段で販売されているってことは、世の中私のような溺愛系の飼い主さんが多いのでしょうね。
連結して大きなペット用ベッドにすることも可能
なぜ背もたれありと背もたれなしを一つずつ購入したかというと、こんな風に連結して大きなペット用ベッドを作ることもできるからです。2二匹がくっついてここに寝ている姿が可愛いのなんの。
でもちょっと不満なのがこのベッドマット。薄っぺらくてあまり気持ちよさそうじゃないのです。でもピッタリのものが売ってない……。売ってなければ作ればいいじゃない!
【1】生地をカットする
「人をだめにするソファ」をご存知ですか? 家にあるという方もきっと多いのではないでしょうか。今回はあれと同じような「犬をだめにするソファ」を作ろうと思います。レオタードにも使われる伸縮性のある赤い生地(ライクラ)を購入しました。布をチェアの大きさに合わせてカット。マチ部分も切り出しておきます。
【2】ミシンで縫う
一か所だけ、中身を入れるところを除いて全体をミシン縫いします。ミシンの目はなるべく細かいものを選択します。
【3】発泡ビーズを用意する
人をダメにするソファ──ビーズソファの中身は発泡ビーズです。これを1kg(80リットル)分買いました。このビーズの直径は大きめの3〜6mmですが、もっと細かい粒子のものも販売されていますのでお好みで。
静電気を帯びやすく散らばると大変厄介なことになりますから、プリングルスの筒の底を抜いて小さくあけたビニール袋に接続し、注ぎ口を作りました。
【4】発泡ビーズを詰める
先程塗っておいたクッションの袋に発泡ビーズを詰めます。この作業はできれば二人で行った方がいいかもしれません。それでもパラパラ床に落ちてしまいましたので粘着テープで掃除をしました
【5】注ぎ口を細かく縫う
適量詰め終わったら中身の注ぎ口を細かく縫い止めます。大きな縫い目だと中のビーズがこぼれてしまいますからね。さあて出来上がり!
犬をだめにするソファ完成
犬たちはこのクッションが大変気に入ったようで、一日の大半をこのソファの上で過ごしています。完全に犬をだめにするソファの虜(とりこ)です。ああ、気に入ってもらえてよかった。大枚はたいてベッドを買ったり苦労してソファを作っても、全然上に乗ってくれなかったらただの飾りになってしまいますからね。
ついでに冬用のクッションカバーも作りました
先程のソファは夏用。今度は冬用のクッションカバーを作ることにします。シングルのボア毛布を2枚買いました。2枚の合わせ毛布の中に芯地がある三層構造。ふわっふわです。夏用のソファが中に入るような大きさでカットして縫います。
便利な「毛布のふち補修テープ」
毛布の切り口はバイアステープで処理します。毛布のふち補修テープなんて専用のものが売ってるんですね。かなり厚みがあるのでミシン縫いできず、結局手縫いにしました。クッションカバーに加えて、上にかける犬用毛布も作りましたよ。さて完成!
一日14時間も寝ている犬たち
冬の犬たちです。夏も冬も一日中ここでダラダラと寝て過ごしています。高かったけど買ってよかったなあ。実は犬は一日12〜14時間寝ているんですよ。さらに子犬や老犬は19時間も寝ているんだとか。「食う、寝る、遊ぶ」を体現している犬は本当に幸せな生き物ですね。(2019年04月27日・2020年01月16日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 布(ライクラ、トリコット、ベロアなどのストレッチ生地)
- 発泡ビーズ
- 裁縫用具一式