サッシュって何? ロイヤルな香り漂うリボンをDIY【テーラー五十嵐(8)】

皇族・王族・貴族の晩餐会などで彼らが肩からかけているリボン、あれはいったい何でしょう? 正解はサッシュ(sash)。燕尾服にふさわしい、豪華なサッシュを手作りしてみました。
サシェ(たすき)

洋服が人間をつくる。裸の人間は社会にほとんど、あるいはまったく影響力をもたない。

マーク・トゥエイン(1835〜1910 アメリカの作家)
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サッシェ(sash)って何?

サシェ(たすき)

Google画像検索画面

サッシェ(sash)を直接見たことが無くても、皇族や王族のニュースなどで一度は目にしたことがあるはずです。「sash royal」などで画像検索すると、ドレスまたは燕尾服に肩から幅広のリボンをかけた方々の姿がたくさん出てきます。そう、あの襷(たすき)っぽいものがサッシェです。

懸章(けんしょう)・大綬(だいじゅ0

サシェ(たすき)

サッシェは日本語で言うと懸章(けんしょう)。懸章は軍隊において階級・役職などを表す目印のことです。皇族や貴族の方々のサッシェは大綬(だいじゅ)と言います。懸章、大綬、どちらも勲章(くんしょう)をつける役割もあります。英語だとどちらもsasheです。

決まりはあるけどファッションとして楽しもう

サシェ(たすき)
とくに軍功をあげたわけでも、勲章をもらったわけでもありませんが、正礼装の燕尾服にサッシェがあるとファッション的にも美しいかと思い作ってみることにしました。本当は各王家や勲章、地位によって色の決まりがあるのですがこの記事では自由な発想で作ってみました。

【1】布をカット

サシェ(たすき)
本来はシルクがよく使われるようですが、ゴールドのサテンを購入しました。最終的に巾8cm、(肩から端までの)長さ90cmで作りますので縫い代分を考慮に入れてカットします。

またサッシェ本体だけでなくリボン部分は別に作った方が綺麗に仕上がりますのでリボン分の布もカットします。

【2】ミシンで縫う

サシェ(たすき)
ぐるりと輪になったたすきのようなものですから、リボンの長さは90cm✕2で180cm以上必要です。長さが足りない場合は布を継いで縫います。

【3】端ミシンとアイロン

サシェ(たすき)
両端を縫ったらひっくり返して端ミシンをかけます。アイロンで縫い目を落ち着かせておくと良いですね。リボン分の布も同じようにミシンをかけます。

【4】リボンをつける

サシェ(たすき)
お好きな色のリボンを端につけます。イエローのサテンリボンと、シルバーのリボンにしました。縫い付けるのが大変な場合は布用の接着剤両面アイロン接着芯を使うと簡単です。

【5】下の部分を縫い止めて蝶結びを作る

サシェ(たすき)
端から10〜20cmのところで縫いとめてリング状にします。別に作っておいたリボンを形よく縫い付けます。

【6】ブローチをつけて完成

サシェ(たすき)
勲章に代わるものとして、ラインストーンが美しい豪華なブローチを結び目にとめました。これで出来上がりです。

サッシェはロイヤルなキャラクタに良く似合う

サシェ(たすき)
黒と白のモノトーンの正礼装に鮮やかなサッシェがあると、華やかな晩餐会の雰囲気になりますね。サテンやラメの入った布などキラキラ・ツルツルとした生地が向いています。2〜3時間で作れますよ。ロイヤルなキャラクタのコスプレに一つ作ってみてはいかがですか?

蒸気夫人

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