バーカウンタの端のテレビとテレビ台。設置した当初は、リモコンが無造作に放り込まれていました。でもこれではごちゃごちゃしていて雰囲気が台無し……。ということで「隠す収納」のための多肉植物いっぱいの棚カバーを作ってみました。
設計士さんにテレビ台を作ってもらいました
40インチのテレビに合わせて、設計士さんにテレビ台を作ってもらいました。マットな黒で3つに仕切られただけのシンプルな棚です。ここに照明のリモコンや小物を入れていたのですが、どうも生活感が出てしまっておしゃれなバーの雰囲気に合いません。ということで棚カバーを工作で作ることにしました。
【1】ベニヤ板をカット
まずは棚の大きさに合わせて、厚さ1cmほどの3枚のベニヤ板を切り、真ん中は同じ大きさにくり抜きます。
【2】穴の周りを板で装飾
穴の周囲に厚さ1mm×太さ1cmの木の板を切って額のようにコニシの木工用多用途ボンドで板に接着します。木の板は土台ごとドリルで穴を開けます。後ほどここにカシメをつけてリベット打ちのような装飾にします。
【3】スチレンボードを板に貼る
板と同じ大きさにスチレンボードをカットします。これが人工多肉植物の土台となります。真ん中の棚には植物を植えずに、素通しにするため2枚のみ板の裏側にスチレンボードを接着します。
【4】裏側に木のブロックを接着
板の裏側です。下部に2ヶ所、キューブ型の木のブロックを接着します。ブロックは100円ショップセリアで購入しました。これは板を直立させるための支えになります。
【5】サンダーでヤスリがけ
表面をサンダーでヤスリがけして整えておきます。電動工具はできるかぎり使用して、時間と手間の節約に努めます。私はリョービの製品が好きなのですが、このミニサンダーは小さくてもパワフル。特に手の小さい女性には手頃な大きさですよ。
【6】アイアン風ペイントで塗装する
タカラ塗料 水性アクリル アイアン風ペイントで塗装します。アクリル塗料なので何にでも塗ることができるのがとても便利です。ポンポンと筆を叩くように塗料を塗りつけて、筆跡を残すと鋳物のような質感が出ますよ。
【7】カシメを接着する
ドリルで穴をあけておいた部分に黒いカシメの足を入れて接着します。半球形のネイルシールなどでも代用できますが、カシメは足がある分取れにくいので丈夫さを優先するならなるべくカシメを使用したほうが良いかなと思います。
【8】ハンドルをつける
引き出ししやすいように、ハンドルをつけました。このハンドルは100円ショップセリアで購入しました。セリアは最近工作・手芸素材に力を入れているようですね。特にシャビー・インダストリアルデザインの材料の種類が豊富なので、工作系スチームパンカーの強い味方となっています。
【9】多肉のフェイクグリーンを選ぶ
大量にAliExpressで購入したフェイクグリーン。様々な種類の多肉植物がセットになっているものです。今回の工作では小さめの多肉を使うことにしましたので、小さくて見栄えの良いものを選り分けておきます。
【10】多肉をホットボンドで額内部に接着する
茎を適当な長さにカットしスチレンボードに刺してホットボンドで固定します。大きな多肉を配置した後に、小さい多肉で埋めるようにするとバランス良くびっしりと埋めることができますよ。
【11】完成!
はい、完成! 裏側はこんな感じです。ブロックがあるので直立させることができます。
真ん中の棚にはライトを設置しました
リモコン類などごちゃごちゃしたものはこの棚カバーで見えなくなる上に、旦那様バーのモチーフであるアイアンとグリーンのインテリアが、テレビ周りの装飾になりました。真ん中の棚にはLEDライトを仕込んであります。中に旦那様のお気に入りのフィギュアを入れて、お客様がいらっしゃった時には内部を光らせていますよ。(2019年12月06日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- テレビ台
- ベニヤ板
- 厚さ1mm×太さ1cmの木の板
- スチレンボード
- コニシの木工用多用途ボンド
- キューブ型木製ブロック(100円ショップセリア)
- サンドペーパー
- タカラ塗料 水性アクリル アイアン風ペイント
- 黒いカシメ
- ハンドル(100円ショップセリア)
- フェイクグリーン
- ホットボンド
- 工作道具一式
- 塗装用具一式