天然木を職人技で削りだした美しい木目に惚れ惚れします。これは純正のMacキーボードにかぶせる専用カバーなのです。手軽にキーボードをクラシカルに見せることができますよ。
キーボードをスチームパンクに改造
もう20年以上Appleを使い続けています。Mac信者として日々せっせとMacintosh布教活動に努めているわけですが、どうしても受け入れることができない教義が、白を基調としたシンプルデザイン。特に真っ白なキーボードは私の書斎にあると著しく浮いてしまうので、キーボードをスチームパンクに改造したりしていました。

Win用は違和感を感じる
でもしばらく前から改造キーボードの調子が悪くなってしまいました。しぶしぶWin用の他社製品を使っていたのですが、MacとWinだとキー配列が違います。一応Mac用の配列にカスタマイズはできるのですが、どうしてもタイピングの際に違和感が拭えませんでした。
純正キーボードが使える!
でもこのLIFE iMackeyboad専用カバーがあれば、そんな違和感を感じることはないのです。純正のキーボードMC184J/AやMB167J/Aにカパッとかぶせれば、全く不自由なくキーを押せます。もう真っ白キーボードを使わなくてもいいのです! ハレルヤ!
職人さんのハンドメイド
iMac キーボード専用木製カバーは天然木を利用して、職人さんが1点1点ハンドメイドで制作するため、すべて木目や仕上がりは異なります。私が購入したのはデフォルトの製品ですが、色味や木目などを指定できるオプションメニューも用意されています。例えば色合いを濃くしたり、薄くしたり、木目を縦横どちらにするのかとか。名入れや刻印もできますよ。
マホガニー以外の木材でも
基本的にはアフリカンマホガニーをベースにしていますが、他にもブビンガ、カリン、マザクラ、トチ、ケヤキ、タモ──など他の素材でも作れます。細かいところまでカスタマイズできるのはMacユーザに向いているかもしれませんね。
様々な木製ケース
キーボードカバーだけでなく、iPhoneやiPadケース、名刺入れ、コインケース、3DSケース、PSPケースなどもありますよ。どれも温かみがあって美しいデザインです。木製のものがお好きであろう当サイトの読者さんにおすすめです。
キーの可動部分
キーの可動性はどうなっているのか実物を見るまでは不思議だったんですが、こんなふうに透明なシリコン(?)のテープが裏側にはりつけられていて、キーが動くようになっているんですね。このゴムのような紐は、硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な柔軟性なので、キーを打つのに全く支障はありません。
軽量、取り外しも楽
最初にキーボードが届いて驚いたのは、とても軽いことでした。極限まで薄く仕上げているので軽量化されています。キーボードにもぴったりとはまってずれることはありませんし、掃除の際に取り外すことも楽。iPhoneの木製ケースができるまでという制作工程を公開しているページでは、職人さんの丁寧な仕事ぶりが分かりますよ。
きめ細かな作り
つやつやしているけれど、指先で木目を感じることができるから、グリップも効いてとても打ちやすい。感心したのはホームポジションを探りやすいように、「F」と「J」にかすかな突起がつけられていたこと。そしてちゃんとキャップスロックの部分も穴が開いていて、ライトの点灯が分かるようになっていたことです。日本製品らしい細やかな気遣いです。
スチームパンク書斎にぴったり
本当に素晴らしくて「これこれ、これを待っていたんだよ!」と抱きしめたくなるようなカバーでした。Mac純正キーボードも使えるし、スチームパンク趣味の部屋にピッタリ合うしで、ホント嬉しかったです。モノを持つ喜びを久しぶりに感じさせてくれた製品ですね。価格は12,390 円とちょっとするけど、納得のお値段だと思います。
なんとお菓子ケースまで
木製デザイン雑貨LIFEさんの凄いところは、メントスやチロルチョコ、チュッパチャップス、ミンティアなどお菓子を持ち運べるケースまで作ってしまっているところ。職人さんのこだわりって凄いなあ。これポケットから取り出したら回りの人にも受けそうですね。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
追記:2016年07月06日
大事にしていた天然木のキーボードカバーですがこの記事を書いた3年後に、とうとうシリコンのゴムが切れました。また人差し指が当たる部分の木もすり減ってしまいました。そこでタイプライター風のキーボード・階差(カイザー)を作りました。長く愛用してきた木製カバー、今まで本当にありがとう。

追記:2018年02月02日
さらにその2年後、テンキーつきのスチームパンクキーボード・階差Ⅱ(カイザー2)を作りました。スイッチ切り替えでiPhone、iPadにも使えます。一回り大きくなってさらに豪華になりました。
