1年かかって自宅の納戸を潜水艦ノーチラス号艦内の廊下のイメージにリフォームしました。真紅のカーテン、船舶窓、マリンランプの照明などにより、エレガントな印象に変わりました。
1年かかったリフォーム
1年かかったと言っても1年中毎日工事中をしていたわけではありません。2、3日ある部分を施工しては数ヶ月間があく──の繰り返しでした。理由は私の貯金が貯まるごとに一か所改造という方法をとっていたのと、私の旦那様のつてを頼って、業者さんの仕事が暇になったらやってもらえる取り決めだったからなのでした。

すごく感の良い業者さんで「『海底二万哩』のノーチラス号のようなイメージ」でと伝えるとすぐに分かっていただけました。良い方とご縁があって本当に良かった。
元の納戸の様子
もとの納戸はこんな感じです。引越し前の家から持ってきた洋風チェストや和箪笥を詰め込んでいてバラバラの印象。この部屋は建築当初から後から何にでも使えるようにと、何もない部屋だったので、しだいに物置になってしまっていました。
潜水艦の壁
これは現在の様子。壁に船舶窓を配置しました。この画像だと暗くてよく見えませんが、壁とガラス窓の間には海の写真を入れています。美しい南洋の熱帯魚や、ウミガメなどが潜水艦の外を泳いでいます。
潜水艦のライティング
天井にはLEDのマリンライト。天井ライトのみをつけると潜水艦の船内のような雰囲気です。奥のカーテンボックスにもライトを仕込んで、劇場の幕のような演劇的効果を狙いました。
左はシステムクローゼット
向かって左側の部分です。統一感のないタンスを処分して、システムクローゼットに作り替えました。季節外の寝具や着物一式も収納できるようになりました。
クローゼットルーム兼シュガーの部屋
普段は愛犬のシュガーがここで暮らしています。私の書斎・寝室のすぐ隣なので様子もうかがえます。犬は狭くて暗いところが好きなので、普段は自分の巣であるクレートの中で眠っています。
予行練習として
このリフォームは予行練習として行いました。将来もう一軒家を建てる際にはもっと大規模なスチームパンク屋敷にしたいと思っているのですが、その際どこで材料を揃えるのか、どの工務店に頼めるのか、費用はいくらぐらいかかるか、自分でできることは何かなど、まず自分で体験してみたかったからです。
夢が叶いますように
よく自己啓発書には大きい目標を小さい目標に分割するべしと書かれていますね。「スチームパンク屋敷を建てる」と最初から大きな目標を立ててしまうと早々に挫折しそうですが、「ホームズが住んでいるような部屋に住む」「納戸をノーチラス号の廊下に改造」──と一歩一歩進んでいけば、いつか夢が叶う気がします。【蒸気夫人(マダムスチーム)】