納戸改造の最終工事は壁の照明とカーテンボックス内の照明です。『Delicious Lighting』という書籍が大いに参考になりました。インテリア照明に凝りたい方は必携ですよ。
明かりの素敵本『Delicious Lighting』
『Delicious Lighting(デリシャス ライティング)』はこれまで何度もご紹介させていただきました。本書は素敵な照明のアイデアがたくさん詰まっています。インテリア照明がお好きな方には大いに参考になりますよ。


カーテンコールライト
ライティングデザイナーの東海林弘靖氏による『Delicious Lighting』には試してみたくなる明かりのインテリアが美しい写真で紹介されています。今回私が納戸改造に取り入れたのはこちらのカーテンコールライトです。上から降ってくるような光は荘厳な雰囲気ですね。
壁を覆うカーテンをアートに
東海林さんもおっしゃっているように、カーテンは部屋の中で大きな面積を占めます。ならばカーテンそのものを、劇場のカーテンコールのように晴れやかなアートにしてしまおうというアイデアです。舞台の緞帳(どんちょう)に華々しく光が当たって劇的な効果を生みます。
ファイブエコを再購入
下から覗いたところです。以前洗面台でも使ったファイブエコというスリムタイプの蛍光灯を取り付けてみました。これは電球色なので黄色い光ですね。

数千円でカーテンがゴージャスに
突き当たりの真紅のカーテンに天井から光が降り注いでいるようで目を引きます。この納戸の場合、1メートルほどのカーテンですが、壁一面のカーテンがあるお宅なら、本物の劇場のように豪華な雰囲気になるでしょうね。取付も簡単だし、本体・ライト合わせて数千円なのでかなりお勧めの商品です。
アンビエントライト
また壁には『Delicious Lighting(デリシャス ライティング)』にしばしば登場するアンビエントライトを取り入れてみました。アンビエントは「周辺の」「周りの環境」という意味です。アンビエントライトは天井や壁をライトで照らす手法です。
取り付けまで1年
これはアンビエント専用の照明器具です。メーカーでもこの長さのものはあまり作っていないので、取り寄せに数ヶ月もかかってしまいました。業者さんに取り付けてもらったのは改造開始から1年が経過した後でした。
妖しく光る船舶窓
でも待った甲斐があって大満足の照明になりました。この写真は夜の様子です。下から照らされた真鍮の船舶窓が、妖しく光っていますよ。船舶窓の向こうには海が広がっています。まるで潜水艦の中のようではありませんか。

ノーチラス号納戸完成
潜水艦・ノーチラス号の廊下風納戸の完成です。この部屋はクローゼットルーム兼、愛犬シュガーの部屋として使っています。私はいつかさらに大きなスチームパンクルームを作ろうと思っています。この納戸改造はその予行練習です。材料の入手先や施工の業者さんともつながりが持てましたし、大変良い経験になりました。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
追記:
この3年後となる2013年06月から、3ヶ月かかって蒸気邸の一角を改造しました。以前はスチームパンクルームは書斎ただ一室だけでしたが、現在はフロア全体がネオヴィクトリアンかつスチームパンクに生まれ変わりました。この納戸改造が大いに参考になりましたよ。
