DJ気分でGO! スチームパンク&ディーゼルパンクなマイクロフォン

steampunk retro microphone
いかにもディーゼルパンク&スティームパンクなレトロマイク。重厚な真鍮製に見えますか? でも実はプラスチックとボール紙、カメラ用ミニスタンドなどでできています。DJ気分でGO!

Good evening ladies & gentlemen.
You’re now listening to “Mari’s Talk” of 596.16 VOS, Voice of Steam.
This is your host, DJ Mari Igarashi a.k.a. Madam Steam.
Here we go! It’s showtime!!!

VOS Mari’s Talk

私のあこがれの職業ベスト3

steampunk retro microphone
子供の頃の夢の職業ベスト3は

1:シャーロック・ホームズや明智小五郎のような探偵
2:漫画家かイラストレーター
3:DJかアナウンサー

伊集院光さんのラジオが大好きで、彼のTBSラジオ『深夜の馬鹿力』は第一回からすべて聴いているほどの大ファン。というわけで、今回はディーゼルパンク世界のDJになりきることができるレトロマイクの工作です。もちろんちゃんと音声を拾える本格的なマイクですよ。

FaceTimeやSkype用に

steampunk retro microphone
それと神奈川に単身赴任中の旦那様とFaceTimeやSkypeで話をするのが毎晩の楽しみなのです。でも携帯だと画面が小さいから、昔のSFに出てくるテレビ電話的な感じでデスクトップモニタでやりとりしたいなあと思いました。

画像は「steampunk microphone」で画像検索した結果。Jake von Slattさんの名作スチームパンクマイクに混じって、1920年代のレトロマイクがっぱい! ワクワクしますね。

【1】材料を集める

steampunk retro microphone
材料はこんな感じです。グリーンとオレンジの輪っかは刺繍用の枠なんですよ。みんなAliExpressで購入しました。どれも送料込み300円以内って安すぎです。材料費の合計は1500円ぐらいでした。

【2】分解する

steampunk retro microphone
最初はいつも通り分解から入ります。部品がどこかへ行ってしまわないように、私は100円ショップのプラスチックかごにまとめて保存していますよ。机の上に転がしておくと、ゴミと一緒に捨ててしまう可能性もありますからね。

【3】ボール紙で支えを作る

steampunk retro microphone
ダンボールでいくつか試作品を作って、形が決まったらボール紙で刺繍枠の支えを作ります。スチームパンクならアール・ヌーヴォー一択でしたが、それより時代が後になるディーゼルパンクだからアール・デコデザインにしました。左右対称、幾何学的で直線的なマイクです。

【4】ディテールを作り込む

steampunk retro microphone
ペーパークラフトの要領で、どんどんディテールを足していきます。中央にはマイクを固定するので、ピッタリの大きさになるように調整します。

【5】ロゴ部分を作る

steampunk retro microphone
カメラ用のミニスタンドを接続して、ロゴ部分をボール紙で作ります。「V O S」はVoice of Steam(蒸気の声)。アメリカ合衆国の国営放送・Voice of America的な感じ。昔のレトロマイクってこういうのが上部にくっついていますよね。

【6】下地材でテクスチャ作り

steampunk retro microphone
おおまかな形が決まりました。この時点ですでにカッコイイです。リキテックスのライトモデリングペースト、ジェルメディウム、ナチュラルサンドなどで下地作りをします。

【7】ゴールド塗装

steampunk retro microphone
ゴールドのラッカースプレーで塗装します。キラキラ! でもこれだと綺麗すぎて重厚感に欠けるので後ほどウェザリングを施します。

【8】高音質PCマイクに交換

steampunk retro microphone
マイク部分です。元になったのは左の中国製マイク。使えないことはないのですが、音質がどうも今ひとつ。そこでYouTuberの人に人気らしいSONYのECM-PC60を内部に固定して使うことにしました。

【9】おゆまるくんでメス型を作る

steampunk retro microphone
マイクはスタンドに接着せずに取り外し可能にします。 おゆまるくん(プラスチックねんど)でマイクの形ぴったりのメス型を作ってマイクの端に接着。見えないところだからアバウトで大丈夫です。内部にはウレタンクッションを入れました。

【10】パーツでディテール作り

steampunk retro microphone
プラスチックのおもちゃみたいなマイクをディーゼルパンク風にするために、カシメやハトメ、真鍮棒などを接着してそれらしく見せます。そして重厚感を出すためにアクリル絵の具やエナメル塗料でウェザリングをします。

【11】アール・デコ的に装飾

steampunk retro microphone
真鍮の圧着端子、ギアパーツ、カシメ、ハトメなどを接着していって、アール・デコ的幾何学模様のように装飾します。左右対称を意識するとそれらしく見えますよ。

【12】ウェザリング

steampunk retro microphone
ディテールのアップです。スタンド部分も同じくアクリル絵の具やエナメル塗料でウェザリングします。

【13】バネを固定

steampunk retro microphone
昔のレトロマイクって、こういうバネがついていることが多いですよね。マイクの固定のためのものだと思いますが、これも装飾的につけることにしました。刺繍枠部分にルーターで穴をあけて、真鍮線でバネを引っ張って固定しました。このバネも金色にラッカースプレーで塗装します。

【14】スタンド部分の装飾

steampunk retro microphoneカメラスタンド部分です。書斎机に置くことが決まっているので高さ調節の必要がありませんから接着剤で固定してウェザリングを施しました。また軸の部分には木目のカッティングシートを巻いて貼り、アンティーク感をだしました。

【15】完成!

steampunk retro microphone
さあ完成です! 毎日2〜3時間、8日間(約20時間)かかりました。長時間かけただけあって我ながら満足の出来です。マイクテストも極めて良好。

私もラジオっぽいものやってみたい!

steampunk retro microphone
伊集院さんの『深夜の馬鹿力』や『伊集院光とラジオと』だけでなく『爆笑問題カーボーイ』も大好きで毎週欠かさず聴いています。彼らのおしゃべりを聴いていると、私も何かポッドキャストでやってみたいなあ──なんて思ったりします。マミちゃんとマイケルのバイリンガルニュースみたいに英語&日本語のも楽しそう!

せめて画像だけでもDJに

steampunk retro microphone
でも一人でずっと喋る才能はとてもなさそうなので、爆笑問題スタイルで、二人で話をするようなラジオをやってみたいと旦那様に持ちかけてみましたが「そーゆーの苦手だから」と却下されてしょんぼり。というわけでせめて画像だけでもDJになりきってみましたよ。いえーーい! イッツ・ショータイム!【蒸気夫人(マダムスチーム)】

追記:2021年02月07日

YouTuberになったので、このスチームパンクマイクは大活躍しています!

YouTuberになってみました(チャンネル名【Madam Steam / 蒸気夫人】)
YouTuber 五十嵐麻理 爆誕! 2021年02月01日、YouTubeに「Madam Steam / 蒸気夫人」というチャンネルを作りました。私のスチームパンク工作、蒸気邸での生活などについて、週1ペースで動画投稿する予定です。この記事ではYouTubeへの意気込みと昔の思い出について語ります。

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材料・道具
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