蒸気社の新製品・炎算3(EnzanⅢ)発売! これまでのシリーズ同様、ガラス製キートップに階差機関的な歯車が特徴です。メモリ機能、アームレストもついてさらに使いやすくなりました。
キーボード・デジタルメモと並べて使うため
スチームパンクキーボード・階差2(カイザーⅡ)、デジタルメモ・眞銘模(マメモ)と一緒に書斎机に並べて使えるように、デザインを統一して作りました。基本的にはこれまでのスチームパンク電卓・炎算シリーズと同じ作り方ですのでサクサクと作業が進みましたよ。
【1】土台となる竹製電卓
炎算1と同じく、竹製の電卓を土台として使うことにしました。この電卓の良いところはキーがメンブレン式でキータッチが良いこと、竹製で加工がしやすいことですね。メモリ機能もついた12桁電卓なので実用性も十分です。
【2】木材をカット
木材をジグソーでカットします。板はMDFを使いました。MDFは歪みがなく工作しやすいですね。木材をカットする前にいつものようにスチレンボードで模型を作りましたが写真は省略。このような実用品工作は、模型を手で触って問題がないか確かめてから板をカットしていますよ。
【3】オーナメントを加工する
中国通販・AliExpressで購入したウッドオーナメント。左右対称型のちょうど良い大きさのものがみつからなかったので、一つのオーナメントをカットして使うことにしました。
【4】穴あけ
フォトショップで設計した型紙通りに穴あけをします。
【5】カッティングシートを貼る
土台は塗装ではなくて、カッティングシートを貼りました。ピアノのようなツルツル・テカテカしたテクスチャです。乾燥の待ち時間がないので手軽です。
【6】パーツの組み立てをする
木製パーツは塗装し、金属パーツはそのままで組み立てていきます。これも前回の眞銘模(マメモ)と作り方は同じです。
【7】電卓を分解する
電卓本体を分解します。パーツをなくさないように、皿などに入れておくといいですね。
【8】カッティングシートを貼る
電卓のガワにも同じカッティングシートを貼ります。
【9】土台を金色に塗装する
キーの土台部分です。リキテックスのナチュラルサンド・ジェルメディウムを下地にして、ゴールドのアクリル絵の具を叩くようにして塗ります。ナチュラルサンド・ジェルメディウムは梨地塗装に欠かせないアイテムです。
【10】ガラスキートップを作る
キートップを作ります。足の部分のみを使うのでルーターで削り出しします。ガラスカボションとミール皿の間にゴールドの印刷用紙にプリントアウトしたキーシールを貼って、透明な接着剤で挟み込みます。
【11】電卓を組み立ててキートップを接着
電卓を元通り組み立てます。ガラスのキートップをキーの足に接着します。ロゴのシールを作って貼ったらできあがり!
炎算3は書斎机の左に配置しました
キーボード、電卓、デジタルメモが全て同じデザインで統一されて大満足です。電卓は左手で打つことが多いのでキーボードの左側、デジタルメモは右手でメモを取るので右側に配置していますよ。会計士さんも左手で電卓を打つことが多いので真似してみました。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 竹製電卓
- MDF
- ウッドオーナメント
- カッティングシート
- 木製パーツ
- 金属パーツ
- レザー(ゴールド)
- アルミ棒
- ナチュラルサンド(リキテックス)
- ジェルメディウム(リキテックス)
- アクリル塗料(ゴールド)
- ガラスカボション
- ミール皿
- 印刷用紙(ゴールド)
- 工作道具一式