毎日使う文房具なのでペン立てにもこだわりたいもの。キラキラと輝く数字の歯車が特徴的なスチームパンク万年筆スタンドを作ってみました。適度な重さもあってペンの抜き差しも楽です。
蒸気社の新製品・万年筆スタンド
蒸気社の新製品・万年筆スタンドは付属のガラス瓶にお好きなインクを入れてセット。使用者の筆圧や癖を自動学習して、適度なインクを万年筆に補充してくれます──なんてね。このガラス瓶に入っているのは本物の万年筆インクです。色は黒。
【1】木材に穴をあける
では早速作ってみましょう。最初は穴あけ。東急ハンズで直径60mmの円形カット木材を購入しました。後で真鍮棒を垂直に挿す必要があるので、ルーターをスタンドに固定してボール盤のようにして穴をあけました。
【2】ステインで塗装
水性ステイン(木部着色剤)でダークブラウンに塗装します。木目が少し残るように3度塗りしました。色はオークです。
【3】ナチュラルサンドで下地作り
途中で気が変わって、歯車に接触している部分は金色に塗ることにしました。下地としてリキテックスのナチュラルサンドを筆で叩き込むように塗ります。細かい砂が入っていて、ザラザラとしたテクスチャになるんですよ。
【4】ゴールド塗装
ゴールドのラッカースプレーでパーツとともに塗装します。毎度お馴染みの染めQメッキ感覚ゴールドです。
【5】金模様を入れる
スタンピングリーフで金模様を入れます。スタンピングリーフはもう何度もこのブログに書いていますので使い方は省略します。
【6】水性ニスを塗る
スタンピングリーフは貼っただけでは境目がくっきりして不自然なのですが、上からニスなどを塗ると自然に馴染むだけでなく美しく輝きます。今回は水性ニスを筆塗りしました。これもいつも使っているワシンの水性ウレタンニスです。
【7】パーツを組み立て・接着
あらかじめ作っておいたギアなどを土台に真鍮棒を挿して組み立てていきます。このギアは以前作った階差Ⅱのパーツの余りです。
【8】カシメなどで装飾
カシメやゴム板などで細かく装飾していきます。接着のコツとしてはとにかく焦らないことです。筆を使って丁寧に接着剤をつけて、しっかり圧着させます。
【9】完成!
ガラスのミニ試験管にインクを入れて土台にセット。完成です! 学問の神様・フクロウの羽を意識してアクセサリーの羽パーツもつけてみました。
動画を撮影しました
Steampunk pen holder. Refilling ink automatically into a fountain pen. pic.twitter.com/Zvs8r8wg19
— 五十嵐麻理・Mari Igarashi (@IgarashiMari) 2017年11月19日
動画を撮影してみました。手に取るとこんな感じです。
次の工作は万年筆
さて肝心のペンですが、このパイロットのデスクペンを元にカッコイイ万年筆に改造したいと思います。詳細は次回の記事に書きますね。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
ここ10年のスチームパンク工作(ペンスタンド)の進歩。
少しずつ技術が向上してます。根気よく続けていればこれからもどんどん上達していくと思います。
工作ビギナーの皆さん、大丈夫です。私の最初のペンスタンドは色を塗ってパーツくっつけただけ。一緒に精進して行きましょう! えいえいおー! pic.twitter.com/J0DXHbKUtv
— 五十嵐麻理・Mari Igarashi (@IgarashiMari) 2017年11月20日
関連商品・参考文献
- 60mm円形カット木材×2個
- 水性ステイン(木部着色剤)
- リキテックス ナチュラルサンド
- 染めQメッキ感覚ゴールド
- スタンピングリーフ
- ワシン 水性ウレタンニス
- 真鍮棒
- 接着剤
- ゴム板
- カシメ
- ミニ試験管
- 羽のアクセサリーパーツ