
我が家蒸気邸の玄関の帆船模型・ゴールデンハインド。スチームパンク時代よりもずいぶん前の16世紀の船ですが、ある理由から組み立てて飾ることにしました。大海原へ向けてようそろー!
ゴールデン・ハインド(Golden Hind)はイングランド王国のガレオン船。フランシス・ドレークが私掠船として用いたことで有名。元々は、フランスの船だったがホーキンズが改良したものである。
1577年に建造され、当初はペリカンという名がついていた。フランシス・ドレークの乗艦となり、世界周航を行った際に出資者であるクリストファー・ハットン卿の紋章にちなんでゴールデン・ハインドと改名された。世界周航の際にはスペインの貨物船を襲撃して相当の財宝を強奪しており、出資者には相応の配当が渡された。
その後は記録に残されていないが、現在イギリス等に複数の複製が存在する。
ワトソン先生も帆船模型作りが趣味?

グラナダ版ドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』には、ワトソン先生が作った帆船模型が小道具として登場します。船の模型は寝室、リビングなどドラマの回によってあちこちに移動しているんですよ。帆船模型を動かしているのはワトソン先生? それともホームズ?

【1】稲美産業の白木クラフトシリーズ

そんなわけで私も帆船模型が欲しくなったのですが、このゴールデンハインドの発売元の稲美産業はとうの昔になくなっていて、長年探し求めていたのです。やっとデッドストックが見つかったのは、実はこのブログの読者の方々のおかげなんですよ。重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。
この顛末は以下の記事に書きました。

【2】キット、道具、材料を用意

パッケージに入っているのは、厚さ5ミリほどの板が7枚と説明書、サンドペーパー、リギング(糸張り)用の糸です。
【3】板からパーツを抜く

同じシリーズのタウベ、リリエンタールグライダー、ライトフライヤーにはなかった、パーツのナンバリングがしてあります。良かった。説明書を見ながら数字を書き込む手間が省けました。


【4】パーツを接着

組み立ては簡単。同じ数字のスリットを合わせて木工用ボンドで接着していくだけ。最高に楽しいです。フルスクラッチの工作と違って模型はサクサク作業が進むのが嬉しい。ああ、でも。短時間で組み立ててしまうのがもったいないような気持ちもあります。
【5】組み立て終了

組み立てが終了。結構大きいです。縦横が50cm×60cmぐらい。白木の風合いを残したい場合はこの次の塗装過程はとばしますが、我が家のインテリアに合うようマホガニー色にすることにしました。
【6】水性ステインで着色

塗装はいつも使っているワシンの水性ステインです。一度塗って完全に乾かしてから二度塗り。そしてさらに三度塗り。様々な大きさの筆を使うと塗りやすいです。
【7】ニス塗り

そして同じくワシンの水性ウレタンニスを薄めて軽くコーティングしました。
【8】レジン接着剤BONDIC

そして前回の記事のリリエンタールグライダーでも使用したBONDIC(ボンディック)。BONDICは液状のレジン接着剤で、先端についているUV LEDライトで瞬時に硬化する仕組みです。数秒で凝固するので模型作りに威力を発揮します。

【9】リギング(糸張り)

こんな複雑なリギングもBONDICがあればスイスイ進みますよ。ペン先から出るレジン液をつけて、ペンのおしりの部分についているUVライトを3、4秒照射。これをひたすら繰り返します。
【10】リギング(糸張り)

とは言え、このシュラウドとラットラインは相当大変でした。よく船乗りがひょいひょいっと登っている縄梯子の部分です。今回の模型作りで船の各部の名称など調べましたが、船の各ロープひとつひとつにちゃんと名前があるんだなあと勉強になりましたよ。
【11】完成!

完成! 私のゴールデンハインド号! すごく楽しいひとときでしたが、同時に廃盤となってしまったこの模型をこの先再び作ることはできない──という寂しさも感じました。以前同メーカのカティーサーク号を作ったときにも同じ思いをしました。

稲美産業の白木クラフトシリーズを全制覇!

これで稲美産業の白木クラフトシリーズは全制覇。どれも素晴らしい造形でしたが、一番好きな形なのはタウベ、そして一番楽しかったのはこのゴールデンハインド号でした。レトロな味わいのある白木クラフト。リリエンタールやタウベ、ライトフライヤーはまだ発売されていますので、ぜひチャレンジしてみてくださいな。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- ゴールデンハインド模型
- 木工用ボンド
- BONDIC
- 工作道具一式







