スチームパンク時代の花形職業・飛行士アビエイター。ライト兄弟が世界初の有人動力飛行に成功したのが1903年。19世紀末の世界では、飛行機械は輝かしい未来のマシンなのです。
世界中のスチームパンク飛行士
世界各国のスチームパンカーの間でもアビエイターファションは大人気です。「steampunk aviator」でグーグル画像検索してみてください。スチームパンクパイロットの写真が満載ですよ。アビエイターキャップに、ゴーグルの素敵なスチームパンカーが世界中にたくさんいますね。画像を見ているだけでワクワクしてきませんか?
飛行士のコスプレ
私も手持ちの洋服を駆使して、飛行士を気取ってみました。使用しているものは
アビエイター必需品
飛行士らしく見える三種の神器は、アビエイターキャップ、ゴーグル、ニッカボッカです。この3点セットがあれば、今すぐあなたもアビエイター。
アビエイターキャップは耳あて帽子、飛行帽、パイロットキャップ。ニッカボッカはニッカーボッカーズ(Knickerbockers)、ニッカズボン、ニッカポッカ、ニッカーズなどいろんな名前で呼ばれています。ニッカボッカはレトロな乗馬ズボン、ゴルフウェアにも使われますね。
元ネタの『Spirit of Wonder』
元ネタはこれ。私の好きな鶴田謙二先生のコミック『Spirit of Wonder』(1997)の表紙が、まさにスチームパンクアビエイターなんですよ! これこれ、これがやりたかったの。
飛行機械も制作
飛行機械も作ってみました。『Spirit of Wonder』の表紙の女の子っぽくなったかしら。背中には圧縮蒸気による噴射装置も背負っています。翼は空気力学の応用で、方向や高度の変更に使用。
可動式の翼(前)
この翼は可動式です。こんなふうに広げることができるんですよ。
可動式の翼(後)
これは背中から見た翼開閉の様子。
動画で翼の開閉を見る
動画で開閉の様子を見てみましょう。こんな風に動きます。
レイチェルさんの関節ウィング
翼の部分はレイチェル(rachel)さんが考案した関節式ウィングをお手本に制作しました。アルミの背負子(しょいこ)に、バルサで作った骨組みの翼です。ありがたいことに作り方まで『Instructables』で詳しく解説してくださっています。詳細ページはこちらです。
レイチェルさんの翼は幅3メートルにもなる巨大なものですが、私はその3分の2の大きさで作りました。
蝙蝠と一緒に夜間飛行
当飛行機械のように布を張ったり、金属製の羽や鳥の羽を貼りつけるのも可能です。ライトもついていますので、夜間飛行にも不自由ありません。蝙蝠と一緒に夜間飛行を楽しめますよ。飛行機械及び翼の作り方は、次回の記事で詳細に解説いたしますね。スチームパンカーだけでなくコスプレイヤーの方も必見です。【蒸気夫人(マダムスチーム)】