スチームパンクな電卓・炎算Ⅱ(ENZAN2)を6台つくってみました

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
クルクル回るギアが特徴的な、ネオヴィクトリアンでスチームパンクな計算機・炎算Ⅱ(ENZAN2)。将来の販売を考えて3種類のカラーを各2台ずつ、計6台作ってみたのですが……。

炎算Ⅰの後継機となる炎算Ⅱ

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
今回作った炎算Ⅱは、2年前に作ったスチームパンク計算機・炎算Ⅰの改良型です。より豪華な装飾を施し、キーボード階差Ⅱとデザインを揃えて統一感をもたせました。これは木目が美しいマホガニー色ですが、マットブラック、ピアノブラックの3種類を作ってみました。

スチームパンクなディファレンスエンジン式電卓・炎算(Enzan)
歯車がカタカタ回って式を計算、デジタルで表示。蒸気社の新製品です。アナログだけど新しいディファレンス・エンジン電卓を作ってみました。その名も「炎算(Enzan)」です。
歯車が美しい階差機関のスチームパンクキーボード・階差Ⅱ(カイザー2)
蒸気社の新製品・スチームパンクキーボード・階差Ⅱ(カイザー2)をご紹介します。2016年発売の階差Ⅰとの違いはテンキー。スイッチ切り替えでiPhone、iPadにもお使いいただけます。

蒸気社の新製品として

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
キラキラと輝くボタン部分はガラス真鍮製で、耐久性に優れ、炎算Ⅰにはなかったメモリーキー(M+、M-、MRC、MR)、ルート計算もついてさらに使いやすくなりました。スチームパンクガジェットメーカ・蒸気社の新製品として売り出す予定でした。

6台を一度に作るのは辛い……

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
しかしながら、6台を一度に作る作業は私にとっては全く面白いことではなく、むしろ苦痛でした。他にも新しく作りたいものが山ほどあるのに、こんなことをする意味があるのかと思いながらの作業でした。

同じことの繰り返しはつらい

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
おそらく一台ずつ順に作っていけば、改良点や作業の効率化を考えることができて徐々に上達している過程を楽しめたのだと思いますが、全く同じことの繰り返しだったので飽きてしまったのではないかと考えました。

単にお店をやりたかっただけなのかも

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
そもそもなぜ販売を考えたのか──と思いを巡らしてみると、ただ単にイベントなどでブースを開くという、ある種のお店屋さんごっこを一度やってみたいと憧れていただけなのかもしれないと気づきました。

出店者の皆様はすごい!

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
これまでいろんなイベントに参加して、出店されている方々がとても生き生きと楽しそうにされているのを見たからでしょう。でも実際に自分でやってみると商品を作るというのはかなり大変な作業であると気づきました。出展者の皆様は本当に根気強く、日々すごいことをされているのだなあと身を持って知ることができました。

実際に自分でやってみてわかったこと

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
私は子供の頃から何でも自分で試してみたい性格なので、こうして実際に手を動かして自分には向いていないということを理解できました。それに同じものをたくさん作るのも初めて行ったので、作業の難しさをはじめ様々な気付きを得られました。

出店する場合に工夫したいこと

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
炎算Ⅱを販売するということは断念しましたが、全く同じものを一度に作るのではなく、別のものを作ったり一個ずつ完成させていくのなら楽しくできるのかもしれません。またワークショップ的なものをやってみるとか、材料をキットとして販売するとか別の方法も模索できるかもしれません。

今回は作り方は書きません

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
また別のアイデアが浮かんだら臆すること無くチャレンジしてみたいと思います。販売のことももう一度考えてみます。炎算Ⅱの作り方はまだ販売の道があるかもしれませんし、前回炎算Ⅰで詳しく書きましたので省略いたしました。

炎算Ⅱは無料で差し上げることにしました

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
作った電卓はすべてプレゼントにすることにしました。炎算Ⅱのうち2台は、普段からお世話になっているJane慈円(@JYparadoxchild)さんと、写真家のHASEO(@haseo0409)さんに差し上げました。【蒸気夫人(マダムスチーム)】

追記:2018年01月18日

Steampunk Calculator炎算Ⅱ
炎算Ⅱを作ったのは、2017年の11月でした。そしてずっと棚にしまいこんでいたのを2018年01月18日に取り出したところ、残りの4台が全く動かなくなっていました。ひょっとすると断線したのかと思い、線を切断して改めてハンダ付けしてみたものの液晶は消えたまま。

それだけでなく予備として取っておいた手を加える前の電卓もなぜか同じように壊れてしまっていました。なぜ??? 炎算Ⅱはただのオブジェと化してしまいました。

追記:2018年02月15日

そそっかしいことに、先日手を滑らせて書斎机の上の炎算Ⅰがコーヒーまみれになってしまいました。でも分解後水道水で洗浄して、乾燥後に組み立てたら元通りになりました。このように本来電卓はかなり丈夫なのですが、炎算Ⅱが一斉に壊れてしまったのは不思議で仕方ありません。現在も原因不明です。

関連商品・参考文献

道具・材料
タイトルとURLをコピーしました