みなさんは普段着のスチームパンクファッションどうされていますか? 銅色(あかがねいろ)に光る合皮のネクタイを買ったので、ハトメで装飾してワンタッチタイに改造してみました。
さりげないスチームパンクファッションに
メカニカルな武器やガジェットいっぱいの奇抜なスチームパンクファッションも魅力的ですが、普段着としてスチームパンクファッションを楽しんでいらっしゃる方も多いでしょうね。今回はさりげなくオシャレを楽しめるネクタイを作ってみました。
【1】元になるネクタイ(普通のタイ)
例によってAliExpressでフェイクレザーのネクタイを購入しました。送料込み435円。キラキラと光って、まるで銅でできているような不思議な質感。でもこれ滑りが悪くて、非常に締めにくいのです。そこでワンタッチタイに改造することにしました。
【2】パーツ取りのためのワンタッチタイ
簡易タイ、イージータイ、ワンタッチタイなど様々な呼び方がありますが、こんな風に最初から結んである形になっていて、後ろのジッパーをを上に上げるだけで締められる簡単なネクタイです。このワンタッチタイもAliExpressで150円で購入しました。ジッパーや金具を別に買うよりも安いのでこれを解体して作ります。
【3】縫い目を解いて穴あけをする
最初に合皮のネクタイの縫い目を開いて一枚の布に戻します。レザーパンチを使って、一定間隔でカシメ用の穴をあけます。
【4】カシメ打ちと大剣、小剣作り
穴をあけたところにカシメを打って、ネクタイの両端の部分(大剣:ブレードと小剣:スモールチップ)を作ります。もう一本のワンタッチタイも解体して部品取りをしました。
【5】ノットの部分を作る
ブレードの上部をつまんで接着剤で固定し、ワンタッチタイのノットのプラスチックパーツに接着します。ワンタッチネクタイはいろんな方法で作られていますが、このようなプラスチックパーツが使われていることが多いみたいです。
【6】ノット部分を作る
余った合皮をプラスチックパーツを隠すように巻きつけて接着します。
【7】ノット部分を作る
このタイはエルドリッジノットにしました。簡易タイなら複雑なエルドリッジ・ノットも3秒でつけられますからね。
【8】余った布を細長く切る
余った合皮をカットして、ファスナー部分につけます。ファスナーはそのままでも良いのですが、何かの拍子に衿から見えるとかなりかっこ悪いので輪になった部分にもつけることにしました。
【9】ファスナーに縫い付ける
ファスナーを挟んで縫います。合皮はやや縫いにくいのでミシンのスピードをゆっくりにして丁寧に縫っていきます。
【10】完成!
さあできあがり! ……と完成してみるとこれはスチームパンクというよりはむしろディーゼルパンクっぽいテイストかもしれませんね。ワンタッチタイは、変わった素材や金属パーツを使って遊ぶことができます。あなたの自由な発想で作ってみて下さいな。
私のネクタイコレクション
ちなみにこれは私のネクタイコレクション。元からワンタッチタイだったものもあれば、自作で改造したものも。いろんな方法を試してみましたが、(ちょっともったいないようだけど)ワンタッチタイを解体したパーツを使って作るのが一番簡単で安上がりでした。
こんなふうに収納しています
蝶ネクタイ(ボウタイ)、アスコットタイとともに、こんな風にハンガーにかけています。このドイツ製のマワハンガー、滑りにくい素材でコーティングしてあるのでネクタイをひっかけるのに最適なのです。我が家のハンガーはすべてマワハンガーで統一していますよ。【蒸気夫人(マダムスチーム)】
関連商品・参考文献
- 元になるネクタイ
- 簡易ネクタイ
- カシメ
- レザーパンチまたはポンチ
- 接着剤
- 裁縫道具一式