船舶窓と多肉植物をモチーフにした壁飾りを作りました。船舶窓はレンガの壁によく似合います。鋼鉄製に見えますが、実は意外なものを材料にしていますよ。見た目よりもかなり軽いので壁飾りに最適です。
左右対称に飾った緑の船舶窓
旦那様バーのキッチン側の壁です。船舶照明を中心に、左右に船舶窓の飾りを作りました。船舶グッズってどれもカッコいいですよね。蒸気邸も以下の記事のように、あちこちに船舶窓を取り付けています。今回は真鍮製でなく、軽くて扱いやすい材料で作りました。


【1】丸い額に合わせてスタイロフォームをカット
丸い形の木製額を購入しました。この額の大きさに合わせてスタイロフォームを2枚カットします(今回は2つの船舶窓を作りますので合計4枚ですね)。一枚は額の内側の大きさに合わせてくり抜きます。
【2】接着と穴あけ
額とスタイロフォームを接着します。接着剤は発泡スチロール用のものを使います。額には一定間隔にルーターとドリルで穴を開けます。
【3】サンダーで削る
なめらかな円にするため、スタイロフォームをサンダーで削ります。スタイロフォームはこのように切ったり削ったりが簡単なので、工作の土台にとても向いている素材です。
【4】粘土ペーストを作る
木の粘土(ウッドフォルモ)と石塑粘土(ラドール)、水をミキサーに入れてどろどろになるまで撹拌します。
【5】
筆でペースト状になった粘土をスタイロフォームの縁に塗って乾燥させ、再び塗り重ねます。何度か塗り重ねて下のスタイロフォームが隠れるようにします。
【6】
完全に乾いた状態になったら、サンダーでヤスリがけをして表面を整えます。下のスタイロフォームが出てしまったところはまたペースト状の粘土を塗って乾かして再びサンダーがけ。これを繰り返します。
【7】竹ひごとストローを加工
船舶窓の保護のためのバーを作ります。材料は竹ひごと曲がるストローです。金属製のパイプを曲げるよりも簡単で、軽く作ることができます。接合部分となるストローの中にはグルーガンでホットボンドを詰めました。固まると90度に曲がったまま固定されます。
【8】カシメとナットで装飾
額の穴あけした部分にカシメの足を入れて接着します。バーの足の部分は飾りと接着強化のためにナットをつけました。
【9】アイアン風ペイントで塗装
タカラ塗料 水性アクリル アイアン風ペイントでそれぞれのパーツを塗装します。内側は隠れる部分なので1度塗り。外側は2度塗りしました。本当にタカラ塗料のアイアン風ペイントは重宝しますね。どんな素材でもあっという間に鉄製っぽくなります。
【10】フェイクグリーンを接着
人工観葉植物の多肉の茎を適当な長さで切って土台のスタイロフォームに刺し、ホットボンドで接着していきます。土台の黒色が見えなくなるまでぎっしりと植物で埋めます。
【11】バーを接着して完成
最後に2本のバーを本体に接着してできあがり!
以前作った船舶窓の飾りの応用工作
かなり軽く作られているので、壁の飾りに最適です。こういうのどこかで見たことある──と気づいたあなたはこのブログを読み込んでくださっている読者さんですね。これは2016年制作の蒸気邸理科室の壁飾りを応用した工作なんですよ。金色でなく黒いアイアンも結構植物に似合いますね。(2019年12月22日制作)
【蒸気夫人(マダムスチーム)】

関連商品・参考文献
- 丸い木製額
- スタイロフォーム
- 発泡スチロール用ボンド
- サンドペーパー
- サンダー
- 木の粘土(ウッドフォルモ)
- 石塑粘土(ラドール)
- ミキサー
- 竹ひご
- 曲がるストロー
- ホットボンド(グルーガン)
- カシメ
- ナット
- タカラ塗料 水性アクリル アイアン風ペイント
- 人工観葉植物
- 工作道具一式
- 塗装用具一式