大切な友人のRさんをご紹介します。米国・ロサンゼルスにお住まいのRさんは、毎年クリスマスにプレゼントを贈ってくださるのです。Rさんとの交流はもう5年も続いています。
2013年のクリスマスプレゼント・十字石
Rさんのことはこの記事に書いたことがあります。2013年の年末にグラフィック社宛に、私へのクリスマスプレゼントを贈ってくださったのです。いただいたのはスタウロライト(Staurolite)の十字石です。

ベル音のリンガーも贈っていただきました
そしてアンティーク電話に関する記事をご覧になったRさんは、電話の着信音をレトロなベル音に変える装置・リンガーも贈ってくださいました。私が電子音が気になるということを書いたからですね。丁寧に設置方法まで教えてくださって本当にありがたかったです。


2014年のプレゼント・アストロラーベ
それからRさんは毎年年末にお手紙とプレゼントをグラフィック社経由で贈ってくださっています。こちらは2014年にいただいたアストロラーベ。真鍮がキラキラ輝いていて、ため息が出るような造形です。
2016年のプレゼント・赤道日時計
これは2016年のプレゼント赤道日時計。なんて素敵なんでしょう! こんな素晴らしいものを贈っていただいて良いのだろうかと恐縮しつつも、Rさんのお気遣いに毎年心があたたまる思いがします。
このように時々出版社経由でプレゼントやファンレターが届くことがあるのですが、執筆者としてはこれは大変ありがたいのです。というのも編集部では「この人、意外に人気があるのかな」と思っていただけるので、次回のお仕事に繋がりやすかったりするからです(編集部の方には転送のお手数をおかけしてしまいますが)。
2018年のプレゼント・黄鉄鉱
2018年の冬、私は体調を崩して大変苦しい毎日を送っていました。なかなか治らなかったので思い切って渡米したのですが、アメリカでの治療中にRさんのプレゼントが届いていました。自宅を留守にしていたためお礼を言うのがかなり遅れてしまいましたが、気持ちが凹んでいた時だっただけに思わず涙ぐむほど嬉しかったです。
塗装した飾り台に載せて標本化
すっかり元気になって帰国した後、2018年のプレゼント黄鉄鉱(パイライト)を塗装した飾り台に載せて標本化しました。立方体の形をした不思議な鉱物です。まるで人工物のようですよね。見ているだけでワクワクします。
ワンダーキャビネット(驚異の棚)のコレクション
Rさんからのプレゼントは、私のワンダーキャビネット(驚異の棚)に飾ってあります。2017年の樹枝状晶(デンドライト)と、2013年の十字石の真ん中に、黄鉄鉱を置きましたよ。鉱物三兄弟です。

わたしのあしながおじさん
名前もお住まいも知らないけれど、毎年プレゼントとクリスマスカードを贈ってくださるRさん。私は密かに「わたしのあしながおじさん」と呼んでいます。『あしながおじさん』は米国の女性作家ジーン・ウェブスターが1912年に発表した児童文学です。このネット時代にこんな素敵な交流が続いていることに心から感謝しています。【蒸気夫人(マダムスチーム)】