2008年から2013年まで5年かけて作り上げた私の書斎「スチームパンクルーム」。この記事では引越し前の2013年05月時点における、書斎の最後の姿を写真でご紹介します。
私のスチームパンクルーム
このブログの当初の主旨は「書斎をヴィクトリアンなスチームパンクルームに変えてゆく “1年間”の記録」でした。2008年の新居建設からコツコツとスチームパンクガジェットを工作したり、グッズを集めたりし続けました。実際は1年どころか5年もかかってしまいました。
5年の間にNHKの取材で書斎がテレビ放映されたり、ウェブや雑誌のインタビューを受けたり、日本初のスチームパンク書籍にも参加しました。最初は全く認知度のなかった「スチームパンク」という言葉も徐々に広まっていき、スチームパンクとともに私自身も成長していくようでワクワクする毎日でした。



スチームパンクルームまとめ
それだけ時間と情熱をかけて作り上げていった部屋でしたが、2013年01月から我が家・蒸気邸のリフォームに着手して、06月に引っ越しました。以下で見納めとなる私のスチームパンクルームを御覧いただきましょう。
暖炉まわり。一面蝶の標本を飾っています。
5年前の壁はほとんど何もありません。この写真は私の別ブログ「日本珍スポット100景」のエイプリルフール記事で使ったもの。

暖炉に向かって左の扉はリビングへの廊下とつながっており、右側の扉は隣のノーチラス号納戸につながっていました。

左上から右回りに。暖炉、スチームパンクランプ、電話機、白木クラフトの飛行機。




机周りです。ライティングビューロー、本型小物入れ、デスクチェア。



机周りにあるのは、Webカメラ、イヤーマフ、ヘッドフォン、ヘッドフォンスタンド、ステーショナリートレイ、iPodなど。机の周りが一番スチームパンクグッズが多いです。







5年前の机。羽ペンぐらい。この椅子も現在ありません。

ライティングビューローの引出し。文具は全て金色で統一しベルベットの仕切りで整理しています。

夜の全体の様子。ずいぶんモノが増えました。
5年前の引っ越したばかりの時。壁には一つも標本がなく、がらんとしてました。ミニテーブルの上にラジオメーターとフリントロック式のピストルがあります。

天井。6灯のシャンデリアに送風のためのファンがついています。天井照明の部分は折上げ天井と言って、上方に凹んだ構造になっています。
ソファは最初白色でしたが、2年後の2010年に赤いソファカバーをつけました。5年後の2013年にとても腕の良い職人さんが見つかったので張り替えました。

ノーチラス号の納戸の扉。だまし絵の本棚になっています。秘蔵の妖精標本が壁に飾ってあります。


夜の暖炉。鹿の角に鳥のオブジェ。中央の鏡は2012年に落っこちて、暖炉上のスチームパンクグッズを破壊。かなり凹みました。

洗面台。この壁も蝶の標本、貝の標本、鉱物の標本が埋め尽くしています。



マッドサイエンティスト(またはシャーロック・ホームズ)的実験室にしたかったので、ライティングをDIY。

洗面道具や愛犬のドッグフードフィーダーを置いていました。
暖炉です。これは木炭の暖炉ではなくて電気暖炉です。

寝室です。『シンプル&ラグジュアリーに暮らす』という本に感銘を受けて、カスタマイズしました。

シフォンの天蓋をつけました。

ニッチ棚の背面は最初ブラウンでしたが、布を貼って赤のアラベスク模様にしました。地震対策もしましたが、その後幸い大きな地震はありませんでした。


ベッドの横に置いているドレッサーキャビネット。寝間着などを入れてました。薔薇の造花と白木のライトフライヤー号があります。


ドレッサーキャビネット上の壁です。マリア像と私の好きなイザヤ書の言葉。
以上が私のスチームパンクルームの最後の状態でした。
引っ越し後のスチームパンクルーム
引越し後の書斎です。カーテン、照明器具はそのまま。がらんとしています。
暖炉の壁もなんにもなし。
洗面台方向の眺め。
寝室。ベッドは残しました。ニッチ棚のアラベスク模様もそのまま。
モノがなくなった書斎。さようならスチームパンクルーム。今までありがとう。次回からは新しいスチームパンクルーム作りに移ります。リフォームの様子、部屋改造について書いていきます。新スチームパンクルームもどうぞよろしくお願い致します。【蒸気夫人(マダムスチーム)】